立ち読み厳禁? 江國香織の本2冊

今日も丸の内オアゾにある丸善へ定点観測に行って来たのでした。
この店は来やすいこともあってついつい立ち寄ってしまうのですが、一昨日の火曜日にも来たばかりなんです。
「いくら何でも、そんな数日の間にそうそう面白いものは出ていないだろう......」と期待していなかったのです。
ところが......ぬおお。
何ですか、これは。
立ち読み防止用のビニールが掛けられている? 江國香織の本2冊
平台に江國香織の本が2冊積み上げられてあるのですが、このどちらの本も山積みされている本のすべてにキッチリとシュリンク掛けがされているのです。
(写真に撮ってしまうとよく判らなくなってしまったのですが)
そう、いわゆる立ち読みができなくなる「ビニ本状態」ってヤツですね。
マンガでは、立ち読み防止処置としてこんな「ビニ本状態」になっているのはよくあることです。
しかし単行本でこんな「ビニ本状態」にされているものなんて、初めて見ました。

......いや、単行本でも「ビニ本状態」になっているものがあるじゃないですか。
サイン本ですよ、サイン本。
有川浩のサイン本が揃い踏み状態のところ
(イメージ図)

こんな感じでサイン本は、確かにシュリンク掛けされていて、いわゆる「ビニ本状態」にされてしまっています。
ところが、もしこうしたサイン本であれば、目立つところに堂々と"サイン本"と書かれてあるはずなんですね。
しかし、この平台に積み上げられた「ビニ本状態」の本たちには、どれひとつとして"サイン本"表記がないのです。
(人の迷惑顧みず、かなり下の方まで探してみました。すみません)
ということは、本当に立ち読み厳禁の単行本なのでしょうか......うーん。
判らないことを放っておくのは精神上よくありません。
きっとそのまま放置して帰ったら、気になってしまって夜、眠れなくなってしまうでしょう。
ああ、いけません、いけません。
ということで、一世一代の賭けに出てみることにしてみました。

買っちゃいましたー

「店員に訊けばよかったのに」と言うのはナシですよ。
何しろ、時は夕方。
帰宅前のサラリーマンやOLちゃんたちで店内は溢れかえっていて、店員さんたちもてんてこ舞いです。
そんなところを捕まえて、「あのー、これはサイン本なんですか?」なんて訊ける訳がないじゃないですか。

そんな訳で期待と不安で胸一杯のぼく、早くおウチに帰ろうと、東京駅に向かうと京浜東北線も山手線も東海道線もストップしているというトラブルに巻き込まれてしまいましたが、何とか別口ルートで帰ってきました。
さて、いよいよシュリンクにハサミで切れ込みを入れて......(フフフ)、
切れ込みの部分から一気にシュリンクを引き剥がして......(ウヘウヘ)、
ページをめくってみました!
やった、江國香織のサインが出てきました!
おお、やはりぼくの掛けは見事に当たったのでした。
江國香織のサイン入りなんですよ、見事、サイン本ゲット!です。
しかしまた江國香織のサインって、独特のスタイルというかデザインというか、雰囲気を持っていますね。
色々な意味で感動してしまった今日の出来事なのでした。

しかしそれで収まらなかったのが相方のようです。

「また、何を買ってきたの」
「いや、その一世一代の掛けに出て、見事に勝ったんです」 「"勝ったんです"じゃないでしょ、"買ったんです"でしょ」
「......はい」

そのときの相方の表情は、ちょうどこんな感じなのでした。
般若の舞
(イメージ図)