秋期限定嘘つき帯つきブック事件

何だかもうメチャクチャなタイトルになってしまっています。
しかし、それは本当にぼくの目の前で起こった大事件だったのです。

今回はいつもと違う本屋さんに行ったときのことです。
駅前の大きなビルにある本屋さんだったので、「おお、何か面白いネタでも転がってないかな」などと不純な動機で店内をブラブラしていたのでした。
が、世の中そんなにうまくできてはおりません。
サイン本ネタも、オモシロPOPネタも、トンデモ陳列ネタも、何ひとつ面白いものなんてないのです。
(そもそも、ぼくはいったい本屋に何しに行っているんだ......?)
そんな訳で、「チェッ、つまんないのー」と文庫本コーナーに来たときのことです。
......あれ?
米澤穂信『春期限定いちごタルト事件』が帯付きで平台にドカドカと積みあがっているのですよ。
帯をよくよく見てみると「創元推理文庫 最新刊」。
米澤穂信『春期限定いちごタルト事件』がいまだに「最新刊」の帯付き?
この本が出たのは、調べてみると2004年12月。
もう2年近くも前なのですよ。
確か、このあたりではもうブレークしていたはずの米澤穂信のはずです。
さらに今では「大ブレーク」と言っても間違いない米澤穂信です。
その米澤穂信の、2年前に出た本が新刊としていまだに残っているのです。
それも平台にドッサリ。
ああ、もう信じられません。
いったいこの本屋さんはどうなっているのでしょうか。
そんなに米澤穂信が売れてないのでしょうか。
それとも、今、ぼくがいるのは2004年の世界なのでしょうか。
あるいはタイムマシンに載せられて入荷されてしまったとでも言うのでしょうか。

一体どうなっているのだろう......と手がかりを求めて本をめくってみました。

20061027-002.jpg
2006年5月12日 10版......
メチャクチャ最近の本やん。

どうやら、時空のひずみは「帯だけ」に発生していたようです。
ますます謎は深まるばかりなのでした。