M's Styleのラスト興行(新宿FACE)

いやー、本当に今日もまたいい天気でしたね。
横浜の我が家からも、本当に久しぶりに富士山がその雄姿をハッキリクッキリと見せてくれたのでした。
久しぶりに自宅からハッキリクッキリ見えた富士山

そんな今日はお昼12時から新宿、歌舞伎町は「新宿FACE」へお出かけです。
「団体にとらわれないユニット」として、当時はまだ画期的だった女子プロレスのM's Styleが、2年半の活動を経て、今日で解散するのです。
解散式は"卒業"という形式で行われたため、選手一人一人に「卒業証書」が渡されました。
しかし、そこには湿っぽさといった雰囲気はまったく感じられません。
逆に、どこか「卒業」=「次のステップへの新しいスタート」としてなのか、明るささえ感じさせられるものでした。
卒業証書を持った選手たちの表情も非常に晴れやかです。
まさに「卒業式の日、同級生たちと最後に撮り合った記念写真」のような感じなのですね。
湿っぽさが一切感じさせられなかった選手たち
これも、M's Styleが団体ではなくユニットであり、以前に解散式を観たGAEA JAPANのような「厳かさ」といった様式美を追求するものではなかったからでしょう。

しかし、このM's Styleでデビューし、ベテラン選手相手のデビュー戦でいきなり勝利を収めた栗原あゆみは、
「M's Styleのリング」から何かを感じ取ろうとしていたのかもしれません。
すべての選手がリングを立ち去ろうとしてるときでも、もう今後二度と立つことがないリング上でうつ伏せになり、頭を、額を、顔をリングに接している姿が印象的でした。
リングから何か感じ取るものがあったのでしょうか、他選手が去ってもリングに寝転ぶ栗原あゆみ

試合自体は全部で6試合ありました。
印象的なシーンのみを抜粋して、写真を掲載してみます。
まずは栗原あゆみ。
浜田文子相手に、途中では「技量の差」をまざまざと見せ付けられるシーンも多く、結局は負けてしまったのですが、場外戦ではとてもきれいプランチャーを決めていました。
きれいな形で空中を舞う栗原あゆみ

次に大向美智子と植松寿絵の一戦。
いつもクールな大向美智子は、対戦相手が余りに不甲斐ない負け方をしたとき、マイクを持ち「お前はプロレスを愛しているのかっ!」と強烈な叱咤をするのです。
今回は植松寿絵直々に「私にもその叱咤を授けてください」と奇妙なお願いから決まったカード。
大向美智子のシャイニングウィザードでスリーカウントを取られた植松寿絵はいそいそとマイクを用意。
そしてひっくり返って「ああ、負けてしまった......」という表情で「怒って、怒って」とアピール。
これにはクールな大向も大笑いで「お前はプロレスを愛しているのかっ!」。
「はい、大好きです!」と即答した植松、最後にはこんな"プロレスLOVE"のハートマークまでつくっているのでした。
植松ワールドにはまり込み、笑顔でハートマークをつくった大向美智子

続いてはAKINO。
代表として2年半、M's Styleを引っ張ってきながら怪我で試合に出ていなかった彼女。
今回は何とか復帰した最初の試合だったのですが、それが解散興行というのも皮肉な話です。
怪我から復帰後の初の試合は、そのまま解散興行となってしまったAKINO
ただし、やはり休養していたことが体力的に響いたのでしょうか、どうも身体の動きにいつものキレが見られませんでした。
結果、思わぬ形で対戦相手の輝優優が勝ち、本人も「え? 本当に自分が勝ったの?」と思わず笑みがこぼれてしまっていたのでした。
「あら、自分が勝っちゃったの?」と思わず笑ってしまっている輝優優

そしてメインは、M's Styleメンバーによる「若手」対「ベテラン」選手のタッグマッチ。
ここで嬉しいことに、ベテラン勢チームには吉田万里子の姿があったのでした。
8ヶ月ぶりにM's Styleのリングに上がった吉田万里子
結果としては若手3人がそれぞれの得意技を「これでもか」と休む間もなく繰り出し続けたことで、勝利を収め、「新たな世代の成長」という課題をもこなしたことがアピールできたのではないかと思うのです。