便座には正しく座りましょう

我らサラリーマンの心のオアシス、それはトイレ。
しかも個室の方。
いったん個室にこもってドアを閉めさえすれば、そこに広がる1メートル四方の自分だけの城。
社長室を自分の城にするのは一生掛かっても無理だとしても、この個室の城だったら、いつでも簡単に作ることができるのです。
そこがもう六本木ヒルズのトイレだったら、気分はもう“IT企業でにわか成金になった社長”ですな、ウハハハハ。

そんな訳で今日もぼくは夢見心地で社長室……もとい、個室にこもっていると、非常にナイスなアイデアが浮かんできたのでした。
トイレのドアというのは、実にナイスなアピールポイントになっているのです。
何しろ、個室内で腰を掛けてしまうと望むと望まざるにも関わらず、強制的に目がそこにしかいかないわけですから。
どうしても正面に文字があると、ついつい読んでしまうのです。個室内では

トイレのドアは、新聞で言えばまさに一面広告スペース、雑誌では表紙ウラ、それぐらい高く広告料が稼げる絶好のスペースなんですよね。
もし東京中の公衆トイレやJR、私鉄、地下鉄と契約さえできれば、ガッポガッポ稼げ出せるはずなのです。
また街角で配布されているポケットティッシュも、いっそのこと、ここに置いてしまいましょう。
この「トイレの特等席」に置いておけば、黙っていても“読んでくれるわ”“使ってくれるわ”“人件費は削減できるわ”と一石三鳥にもなってしまうという恐るべき穴場ポイントなのです。
えーい、こうなったらリクルート社にも掛け合って、ひそかに「R25」も置いてもらいましょう。
意外と知られていないマル秘のR25スポットとして、かえって有名になってしまうかもしれません。

そんな「広告の特等席」に張り出された、テプラで作成された味気ない注意メッセージ。
そんなトイレットメッセージに、“謎の言葉”が隠されていたのでした。

正しく座れったって……逆に不正な使い方を考えるのが難しいのです
便座の破損事故が発生しています。
ゆっくり正しく座って下さい。

「ゆっくり座って下さい」というのは、まだ判るのです。
勢いよく座ろうものなら、全体重を受け止める便座だってたまったもんじゃありません、簡単に割れちゃうでしょう。
空手の要領ですな。

よく判らないのが、「正しく座って下さい」。
“便座の正しい座り方”って、すなわち「ドアの方を向いて」、「ただ単に腰を下ろす」だけだと思うのですが……“正しくない座り方”って、いったい何?

  • ドアに背を向けて、前後反対に座る
    (便座がケツの形にフィットしていなくて落ち着かなさそう……)
  • 便座の上でウンコ座りする
    (土足のまま便座の上でウンコ座りする。和風の雪隠スタイルが忘れられない郷愁に駆られて、つい……)
  • ズボンを下ろすのを忘れて座ってしまう
    (あまりに切羽詰っていてついついやってしまうのですが、その後に大惨事が訪れます……)
  • 洗面所と間違えて、手を洗ってしまった
    (お食事中の皆さま、すみません……)
  • 洗面所と間違えて、顔を洗ってしまった
    (お食事中の皆さま、さらにすみません……)

この「正しく座って下さい」と注意書きが張り出されるような“正しくない座り方をしてしまった人”のことが、どうしても気になって仕方がない1日なのでした。

コメント

地下鉄駅の男子トイレで、ドアじゃなく目の前の壁に
広告というのありましたよね
(みちゃいませんが・・・)。
そこまでするのも・・・と思ってしまいますが。。

そういえば、確かに「小さな方」では目の前に広告ステッカーが貼られてあるのを見た覚えがありました!(←言われて思い出している)
しかし、ここで掛ける時間といえばせいぜい数十秒。
個室にこもると数分は時間が掛かるので、断然に“広告見つめ率”は個室が高いと思うのですね。
今や飛行機や電車、バスがカラフルになったように、トイレの個室も全面広告なんてしてしまえば、落書き防止にも繋がって一石四鳥ぐらいになっちゃうのかもしれません!
(あるいは、駅の個室には行かないので、もう既にあるのかもしれません……)