有川浩の本の置き場所が……!

とある初めての本屋での出来事なんです。
いつものようにフラリフラリと店内を歩いていると……オオウ!
ついに、恐れていた事態が勃発してしまっていたのですよ。
「男性作家」の棚で窮屈そうに鎮座している有川浩『図書館戦争』
なんと有川浩『図書館戦争』が、男性作家のコーナーに置かれているのです。

いや、しかしこの件については、ぼくはエラソウなことを言える立場にないんです。
ついこの間まで、ぼくも“有川浩は女性作家”だとまったく知らずにいたのですから。
でも逆に“有川浩=女性作家”だと知ってしまうと、今度は「同じ過ちを犯している人がいないか」、気になって仕方ありません。
何しろ、同じように間違えている人は、つまりちょっと前までのぼくの姿なんです。ドッペルゲンガーなんです。
そのドッペルゲンガーに「お前はこんなに恥ずかしい間違いを犯していたんだぜ……ケケケケケ」と、己の恥ずかしい部分を無理やり見せつけられているような気分になってしまうのですよ。
イヤーン、ヤメテー。
つまりぼくも同じ仲間として、その場で同じカッコ悪さを共有しまうことになるのです。

で、見つけちゃったのが、ここ、よりによって本屋さん。
「やっちゃったっ! しかも本屋さん!」とカッコ悪さ指数は、軽く1,000%突破状態です。

しかも、「さらにもっとやっちゃったっ!」のが、平台。
有川浩と同じ“男性作家”コーナーにありました
奥の有川浩と同じ、“男性作家コーナー”の平台に、この人の本がたくさん積み上げられているのでした。
(美輪明宏や假屋崎省吾、さかなくんや山崎トオルではありません)

これまで柴田よしきの本はずっとここに置かれていたのでしょうか……?
柴田よしきの新刊です……

まだ有川浩はデビューして3年程度なので、男性と間違えてしまうのは仕方ないとして(←自分も間違えていたので、ちょっとエラソウに)、柴田よしきなんてデビューして10年選手ですよ。
ひょっとしてこれまで10年間、この店では柴田よしきの本はすべて、“男性作家の棚”に並べられてきたのでしょうか?
だったら、お願いです。誰か教えてあげてください……。

あ、でもぼくだったら「面白いから、黙って見守っていてあげよう」と何もしないかもしれません。
で、毎日本屋にセッセと通っては、ニヤニヤしながら「フ、ハ、ハ、ハ! また柴田よしきの新刊が入ってきてるぜ、男性作家コーナーに!」と悦に浸ってしまうんでしょうねえ。
ああ、なんてイヤなヤツなんだ。
♪本当にごめんなさいー(←橘いずみ風に謝ってみる)。

コメント

男とか女とか名前で判断できませんよね。
姿でも判断できかねる時があるし・・・
最終的には自己申告なわけで
他にも実は女だった、男だったっていう作家さんがいるかもしれません。
そこまで疑ったら、きりがないですね。
わたしも疎いので、本屋さんでこんなふうにしてあったら、彼女たちを男の作家さんって信じてしまいます。
前に日の日記、猫の親子の・・・
とてもかわいくてナイスです。
駅へ向かう足を止めたのも無理ないですね。

北村薫でも昔よく見ましたねw
こっちは女性作家に置かれてたんですが。

間違える可能性をいろいろ想定しておかないと見つけられなくて困ります。
本屋なんだから間違えないで欲しいとは思うんですけどね。

●染乃香さん:
うーん、まあ我々一般読者からしてみたら、確かに名前でしか判断できないので仕方ないのですが、今回はやっぱり本屋ですからね……。
本を客にお金を出して買ってもらう商売(つまりプロ)なんですから、もうちょっと商品に関する知識を身につけて欲しいなあと思うのです。
(とか言いながらも、こういうことがあるから書店ウォッチャーはやめられないのです。)

●ひろしさん:
北村薫の場合はしばらく覆面作家でしたからね、仕方なかったのかもしれません。
しかし覆面をやめてからも、しばらくは「女性作家」のところにあった本屋さんも結構ありましたが……。
やっぱり本屋として忙しいと、在庫してしまった本の行方なんて、あまり気にしないのでしょうかねぇ。
しかし最近はミステリも市民権を得たのか、「男性作家」「女性作家」ではなく「ミステリ」としてのコーナーを用意するお店も多くなってきました。
なのであまり有川浩や桜庭一樹、坂木司などもそのまま棚に置くことができるのですね。
それだけにこの本屋さんのレイアウトはまだ昔風というのでしょうか……。