何だか言い訳くさいぜ、JR

今日から大所帯のメンバーを引き連れて、半年ほどお客さんのところにお邪魔することになりました。
SEがお客さんのところに常駐してオシゴトするという話はよく聞くのですが、なぜに、文系サラリーマンであるぼくがそんな大所帯を引き連れてお客さんのところにお邪魔すると言うのでしょうか……。
雨ザァザァ降りのブルー・マンディで、I don't like Mondaysな今朝、電車もメチャ遅れで、いきなりイヤン。
それでも何とか初日を無事終えて、半年という船出をうまく飾ることができた……のでしょうか?
仕事内容はどんな風だったかというと……って、そんなことは言える訳がないじゃないですか!
ふう、危ない危ない。
そんな訳で、仕方ありません。
今日は電車の中で見かけた注意書きのステッカーについて、考察してみましょう。

メチャクチャ言い訳くさく感じてしまう注意書き
緊急所の連絡や運行情報の確認のために、
乗務員が業務用携帯電話を使用する場合があります。

これって、要は“てめぇら客のために、こちとら緊急で携帯電話を使うことだってあるんだよ、それをウダウダ言ってんじゃねえよ、バァカ”ということなんでしょう。
しかしそこはそれ、やはり民営化されたJRはそんなことを思っても口に出しては言えません。
そこで、「緊急時の連絡」とか「運行情報の確認」といった単語で“てめぇら客のために”ということを言外ににおわせるしか方法はないわけです。
そして極めつけはこれ、

業務用携帯電話を使用する場合があります

っかぁぁ~、業務用ですよ、業務用。「業務用携帯電話」っていったい何なのですか?
何だか判らないけど、おっそろしいほどの説得力が感じられるのです。
業務用だけに、きっとその電話機が発する電波はあまりに強力すぎて、中継局がなくても日本全国をカバーできるほどではないでしょうか。
それだけに、大きさもまたバカデカイに違いありません。
携帯電話が出始めた頃のように、肩から提げるほどの恐るべき大きさ。
初期型の携帯電話です。いわゆる“ショルダーフォン
(イメージ図)

もうぼくの頭のなかで浮かんだイメージは、肩からそんな巨大な携帯電話をぶら下げた車掌と運転手が殺気立ち、互いに電車の最前部と最後部で罵り合っているところなのです。
うわー、イヤな口喧嘩だ。

しかし、確か以前にはこのような注意書きは張り出されていなかったと思うのです。
どうして、わざわざこのような注意を促すようなステッカーが張り出されているのでしょうか。

ひょっとすると「“車内での携帯電話のご使用はお控えください”って、何じゃコラ、ワレ、なめとんか。そう言ってる車掌自らデッカイデッカイ携帯電話使っとるやんけっ!!」などと乗客に絡まれたりしたため、その対策としてなのかもしれません。
しかしそこはそれ、よくぞこのステッカーの文言は考えられているのです。
車掌と運転手が使っているのは、「業務用携帯電話」なのですよ。
そんじょそこらのショップで、型落ちのタイプを1円の機種変更で手に入れたケータイではないのです。
何しろ、業務用ですから。業務用。
JR側が、そんな驚異のセルラー「業務用携帯電話」を使っているんですなんて言おうものなら、もう「一般ケータイ(しかも1円機種)」なんて使っている乗客なんて黙らざるを得ないのですよ。

もうこうなったらいっそのこと、その「業務用携帯電話」の電波をもっと強力にして、周り中のケータイに電波干渉を起こしてしまうようにしてしまったらどうでしょう。
乗務員がこの業務用携帯電話を利用しだすと、周りでは一般ケータイの通話が不可能になってしまうのです。
そうすれば緊急時以外でも、「あ、あの客のヤロー、あれだけアナウンスしているのに、堂々と車内でケータイなんかで話してやがるな」と見つけたときに、「あー、もしもし、そこのお客さん。車内でのケータイの通話はお控えください」なんて割り込み電波を飛ばしてやることができるのですよ。

ぬはははは。
電波法のことなんてまったく考えていない脅威の「マナー推奨マシン」、それがJRが独自開発した「業務用携帯電話」の恐るべき正体だったのでした。