こんな絵が展示されていたのですよ。
古代エジプトを思わせる風情から何となく判るように、これはパピルスに描かれた絵なのだそうです。
額に納められて、売り物として展示されていたのですが、よくよく見ると何やら注意書きが記されているのでした。
現地に【手書き】はありません。
これらは特注の【手書き】です。
うーん……?
通常「“現地にない”もの」=「ニセモノ」ってことなのでは。
しかしその“現地にない”ものをわざわざ特別に手作りしているところがミソな訳で、そうするとホンモノ以上にホンモノということになるのかもしれません。
例えば、
- ヒロ・ヤマガタに【手書き】はありません。これは特注の【手書き】です
- 京都に【赤福もち】はありません。特注の【赤福もち】です。
- 讃岐うどんに【そば】はありません。特注の【讃岐そば】です。
- 日本に【大麻】はありません。特注の【大麻】です。
- アメリカに【トカレフ】もありません。特注の【トカレフ】です。
という感じなのでしょうか。
……ああ、もう訳が判らなくなってきました。