M's Styleで女子プロ観戦

いやー、もうすっかりご無沙汰してしまっていて、「プロレス・格闘技」のジャンル項目でも、キャットファイトばかりになってしまっていたこのブログ。
そんな訳で久しぶりに行ってきたのですよ、金曜日とはいえ平日の夜に女子プロレス観戦。
団体は「M's Style」。10月で解散すると聞き、慌ててチケットを取ってきたのでした。
場所は歌舞伎町のど真ん中、新宿FACEです。
しかし、平日の夜という開催日が悪いのか、客席がかなり空いています。
リングサイド席なんて、2列しかないのですよ。
そんな客席に漂う空虚な雰囲気は、試合の熱気で吹き飛ばすべきなんですが、オープニングマッチがまだデビュー間もない若い選手同士によるシングルマッチ。
......うーん。
「若手同士」というのは、もうイッパイイッパイになってしまっているので、どうしても見せ場に欠けてしまうように思うのです。
結果としては観客もドン引きの一戦となってしまい、今日このあとは一体どうなってしまうのだろうと心配してしまう幕開けなのでした。
若手同士によるシングルマッチのオープニング

しかし、2戦目以降からベテラン選手が登場してくるにあたって、さすがです、数々の「見せ場」を用意するに当たって、序盤のドン引きがウソのように客席が徐々に盛り上がってくるのでした。
まずは豊田真奈美のプランチャー。
西尾美香がこのプランチャーで重傷を負ってしまったことを思い出して、ちょっとヒヤッとしてしまいます

パワーで見せ付けるアジャ・コング。
やはりアジャ・コングのパワーには、真正面から向かっても勝てません

タッグによる3way(3チーム)方式という変則的なルールにもかかわらず、ゴタゴタになることなくしっかり「見せるところは見せていた」ベテラン勢である6人。
6人全員が出てくるとすっかり団子状態になってしまっています

そして、以前のようなアクロバティックな動きは少なくなってきたものの、蹴りにより重みが増していた浜田文子。
浜田文子の重い重いドロップキック

いや、もう、やはりプロレスってこうしてたまにナマで観ると、なんか、こう、熱いものがこみ上げてくるのですね。
で、ついつい次回公演のチケットを購入してしまう......と悪循環のループにまたはまっていきそうです。
(既にチケットを2枚も買ってしまったことはナイショ)

そんななかで今回、個人的に敢闘賞をあげたくなったのが、栗原あゆみ。
この唇をかみ締めて何かにじっと耐えている顔が彼女らしいと思うのです
彼女もデビューしてまだ1年という若手ながら、メイン試合での出場です。
試合前に流れる案内ビデオ。
それによると、もともと彼女は持ち技がドロップキック1つしかないため、大向美智子がコーチとなりずっとバックドロップの特訓をしてきた......とのこと。
そして今日はその師匠である大向美智子とタッグを組んでの出場となったようです。
しかしながら当初は彼女の持ち味がまったく生かされず、逆に浜田文子の重いキックにかなりグロッキー状態。
しかし「メイン出場」という気負いからか、気持ちは負けていませんでした。
浜田文子とは合わせて何十発になるでしょうか、張り手の打ち合いでも一歩も引かず、そして......ついに出ました。
特訓の成果のバックドロップ
角度的にやや浅いですが、それでも連発したため、かなりダメージを与えることができたようです。
そしてついに3カウント。
その瞬間、大向美智子と抱き合い、そのままずっと動かなかったのでした。どうやらその背中は涙を流していた様子でした。
師匠と弟子、抱き合ったまま動きませんでした。大向美智子がここまで笑っている顔は始めてみたような気がします
そして彼女を受け止める大向美智子も、この笑顔です。
いつもクールな表情を崩さない大向美智子がここまで破顔一笑してしまうほど、やはり師匠としての今夜の栗原あゆみの勝利は嬉しかったのでしょうね。
カメラを構えているぼくも、一緒に涙が出てきてしまって「ヤバ、ヤバ......」。
カメラを目に当てたまま流れる涙を誤魔化すのに大変でした。
師匠の肩に乗り、リングをまわって喜びを観客と分かち合うのでした