京極夏彦『邪魅の雫 大磯・平塚地区限定特装版』......?

作者本人がも知らないうちに発売日情報が流されていたりと、トラブルが発生してしまうほど待たされた感のある京極夏彦の新刊『邪魅の雫』。
いよいよ「9月26日発売」と正式アナウンスされたので、「あー、こりゃこりゃ。めでたいな、めでたいな」などと踊り狂っていたのです。
ところが......あららら。
な、な、な、なんということですか!
同時に、『邪魅の雫 大磯・平塚地区限定特装版』なんてモノが発刊されるというのですよ、奥さま方。
この特装版は文字通り、今回の物語舞台となっている大磯と平塚地区だけで限定販売されるというのですから、もうやられたポンチ全開なんですよ。
いわゆる、"レアもの"ってヤツですね。
くそう、やってくれるぜ、講談社。
これまでも講談社の"レアもの戦略"は、森博嗣『アイソパラメトリック(ピンバッジ付の元版)』や『四季 愛蔵版』、綾辻行人『暗黒館の殺人 愛蔵版』など、もう十分すぎるほどにお馴染みなんです。
ただ、これまでのレアものは単に「増刷しない」というだけで、全国どこでも(それこそamazonやbk1でも)買えたものだったのですよね。
ところが今回のレアものは、講談社"レアもの戦略"でも初の試みとなる地域限定版。
大磯や平塚までお買い物に行かなければ、手に入れることはできません。
しかも、ウソかマコトか、世間に流れるウワサによると限定2000部の発刊なのだとか。
っかぁぁぁ~。ついに京極夏彦までそうきちゃいましたか......。
(そういえば京極夏彦の場合、本の帯に印刷された応募券を切り取って送ると、もれなく『豆本』が貰えるという特典戦略がありましたっけ。これもある意味"レアもの戦略"になるんでしょうね)

しかし考えてみれば大磯や平塚なんて、東海道線に乗れば横浜から一本で行けるところじゃないですか!
東海道線で横浜から30分強で着いちゃうのですよ! これって会社に行くようなものじゃないですか!
そうですよ、ウチの会社なんて藤沢から通っている人だっているんですよ!
それに比べれば、横浜から大磯や平塚なんて、ホンのご近所なんですよ!
「小樽限定版」や「那覇限定版」とは違うのです!
近いんですよ、近い!

そんな訳で......、本屋さんをYahoo電話帳で調べて、予約なんてしてしまいました......。
完全に講談社の戦略にまんまと引っかかっているよ......。

【その後の追記】
平塚にあるサクラ書店では、全国各地に発送もしてくれるようです。
ぼく......この店で予約しちゃったよ......。
往復の電車賃より送料の方が安かったよ......Oh。
(9月26日朝確認すると、この注文受付ページは消滅していました......)
【さらにその後に追記】
うわぉう。
講談社のサイト情報によると、なんと!
> こちらの商品は、大磯町、平塚市の下記書店のみでの販売となっております。
> 他地域のお客様は、お近くの書店へご注文ください。
> 重版からの出荷予定(10月中旬)です。
とのことです。
それって「心配すな、皆の衆。10月から全国発売しちゃうぜぇいっ!」って言ってるってことじゃ......。

コメント

同じ店なのでしたら、再度連絡して発送に切り替えてもらうことは可能なのではないでしょうか? 土地の雰囲気を肌で感じたいというのでもない限りは無理をせず、とりあえず確認ぐらいしてみるのも一手です。

……しかし、さすがにカバーが違うだけで同じ本三冊は買えないなー……
(何か変なことを言っているように聞こえるかも知れませんがどーぞお気になさらず)

なんでしょう、この同人誌のような商売は……(呆然)。

私は読めればいいので普通のにします。
そして、おんもらきを読み終わってないことを、今、思い出しました。

皆さんからコメントをいただいたのですが、さらに驚くべき情報を知ってしまいましたので、上の記事に【さらにその後に追記】としておきました。
いやー、やるねー、講談社。

●深川さん:
いやいや、こういう機会でもないと平塚の本屋さんなんて行く機会がないので、“書店ウォッチャー”として行ってきます!
ひょっとして聖蹟桜ヶ丘やTRICK+TRAPよりも近いのかもしれません……。
それにしても、
> さすがにカバーが違うだけで同じ本三冊は買えないなー
「3」冊って……・
1冊は贈答用とか(誰への?)。

●明可さん:
そうなんですよ、どうも講談社は“レアもの戦略”に目覚めてしまったようで、たまにこういうファンの心をくすぐることをしてくるのですよね。
でも、全国販売になったら、あまり価値がないような気もするのですが……。
ちなみに「おんもらき」(←字が思い出せません)は、あまり深く考え込まないでサラリと読むといいようですよ!

仕事で本に挟むスリップも扱うんですが、確かに通常版と限定版と2種類校正かけました。
そのとき「地域限定版って…そんなんだったら十津川か浅見がやればいいのに」なんておもっちゃいました。

●らかんさん:
奈良に住んでいたことがあるぼくとしては「なぜに十津川村? そして浅見とは??」と思ってしまいました。十津川警部に浅見光彦だったのですね!
で、調べてみたんですが、西村京太郎も内田康夫も、ここ最近の新刊は講談社から出してないようなのですよ。
そもそも、森博嗣や綾辻行人、京極夏彦だからレアものになるのであって、……(一部自粛)……ではないでしょうか。

やばい。欲しいw
なかはしさん、遠征の際にはぜひ余分に確保してきてください・・

●ひろしさん:
それではある分をすべて買い占めてきましょう!
そのうえで、1冊10,000円で……と言いたいところですが、ひろしさんなので特別に
5,000円で手を打ちませんか?
(↑おい)

5000円だったら買わないかも・・
定価+ご飯でいかがでしょうw

では、ご飯で手打ちということで。
銀座で「まわってない」お寿司屋さんを何軒かピックアップしておきます。

……などと書いていてちょっと心配になってきたのですが、冗談ですよね?
本気ではないですよね?
ちょっと心配になってきました。
(送料の方が安いですし、もうちょっと待てば全国で発売されますし……)
↑ かなり小心者

あはw
マクドナルドくらいで勘弁してください・・・

欲しいのは欲しいので、何かのついでがあれば確保していただけると助かります。

おおう、本気だったとは露知らず、失礼しました……。
でも、だったらなおさら、送料だってマクド代ぐらいだし、そもそも今度いつお会いできるか判らないので、確実に、しかも早く手に入るためには、直接本屋さんに依頼した方がよいかと思いますよ。

そういえば、荻窪で売っているのを見たので、つい買ってきてしまいました。
通常版でさえも読んでいないのに・・

重版分からは全国でも発売していくとのことだったのですが、売っているところをまったく見たことがないんですねー。
ひょっとして初版よりも、重版の方が価値があったりするかもしれませんね(笑)。

重版の方が価値があるといえば、『六とん』ノノベルス版でしょうか。
デビュー作の表紙が気に食わないと辰巳四郎に作り直しをさせたのでしたよね。
しかしながら『六とん』のノベルス2刷は結局見たことがありませんでした。