微妙な戦略のキャラクター二次使用

こんな本が平台に積み上げられているのでした。
フィンランドの学習方式で100冊の本を読もうという日記……だそうです

なんでも、フィンランドでは「なぜ?」と考えながら答えを導き出していく過程を大切にする“フィンランドメソッド”なる学習方法があるそうです。
この本は、100冊の本を読み、それを“フィンランドメソッド”に則り記入する日記になっているとのことです。
なるほど。
そこまではいいのです。
問題は、この本を紹介しているPOPなのですが、
こ、このイラストはもしかして……
このイラストはひょっとして……、ひょっとすると……、いやひょっとしなくても

鼻の大きさといい、目のクリッとしたところといい……、そっくりです
カバの妖精である「彼」じゃないですか!

いったいどうしてカバの妖精である彼が、こんなところに出てきているのでしょうか。
フィンランドつながり?
しかし、こうしたキャラクターの二次使用って、かなりギャランティ(つまりゼニでんがな、ゼニ)が莫大に掛かりそうなものなのです。
例えば、世界一有名なネズミ男。
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彼の肖像を一般商用で無断使用しようものなら、世界に名だたる“かの会社”が黙っているわけにはいきません。
考えるだけで身震いが出てしまうのです……おお、神さま!

そして、日本でも子供たちに大人気のパン人間。
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飢えた人々に自らの肉を食用に差し出すという、一歩間違えればキリストか、あるいはスプラッター&グロ&カニバリズム満載のこのキャラクターでさえも、勝手に利用することは難しいと思うのです。

しかしながら、今回利用されたのは世界的にも有名なカバの妖精。
このカバ妖精は、二次使用に厳しいという話をあまり聞いたことがありません。
つまり、この本屋さんでは微妙にウマイところをついたPOP戦略であるといえるでしょう。

しかし、なぜ“微妙”とはいえ、リスクをおかしてまでこのカバの妖精をPOPに使うのでしょうか。
ただ単に、生まれ故郷である「フィンランドつながり」ということであれば、別にサウナでもよかったのです!

サウナで和気藹々と集うフィンランド人。 もうそれだけで十分に和むPOPが出来上がりそうですが、そんな彼らが口々に 「いやあ、あなたのその考え方は素晴らしい」 「いえいえ、あなたの方こそグッドアイデアですな」 「きっと、我々が“フィンランドメソッド”で学んだせいかもしれませんよ」 「わははは、そうに違いないですな」 「では、そろそろ湖に飛び込みに行きますか!」 「OK、レッツラ、ゴー!」

なんとあまりの素晴らしさ(決して情けなさではありません!)に、書いていて思わず泣けてきましたよ。