販促POPに見えてくる書店の力量

やはり8月21日付でカッパノベルスの新刊が出揃っていたようなのです。
そして!
今月も著者直筆POPによる販促ツールが用意されていたようなのでした。
まずは石持浅海『顔のない敵』はこちらです。
石持浅海の新刊『顔のない敵』と販促POP
ちなみに、先日のリサーチどおり石持浅海のサイン本はまだ出てきていませんでした。

そして同時発売はお久しぶり!の加賀美雅之、『風果つる館の殺人』 です。
こちらも著者直筆POPが飾られてありました。
加賀美正行の20060822-003.jpg

しかし......何だかえらく地味なPOPですね、これら2つとも。
確か、先月の新刊での著者直筆POPはこんな風にもっと弾けていたはずなんです。
特に若竹七海さん♪のPOPがキュートで弾けています!

先月のPOPをよくよく見ていて......あ! 気が付きました。
そもそも著者本人が「著者直筆」なんてことを書くわけがありません(芦辺拓は書きそうですが......)。
ということはですよ!
先月のこれら著者直筆POPは、どうやら書店の方で"さらに"目立たせるべく、「著者直筆」という飾り付けを行っていたことが考えられるのです。
ネコ型に切り抜いたり、トゲトゲの形に切ったり......、おお考えてみれば何と言う手間。
しかし、確かにこれら飾り付けがなかったら、特に芦辺拓のPOPなんて文字だけの寂しいPOPになって、あまり目立たずに終わり販促効果も期待できなかったかもしれません。

今回、このPOPを見かけた本屋さんは、先月のPOPを見かけたお店とはまったく違います。
担当者の力量やセンス、また販売にかける思いの差もあるのかもしれませんが、やはりこうしたところから、その本屋さんの持つ"手間隙に掛けてでも売りたい"という思いが垣間見えたような気がしたのでした。
そもそもこのお店、せっかくPOPを平積み台に載せていながら、角度が悪くてお客さんにはぜんぜん見えていないのですから......。
舞城王太郎に存在感も食われているその他のノベルス
というか、舞城王太郎のPOPに食われ過ぎです。
このハートのPOPに目を奪われてしまって、危うくカッパノベルスの新刊が出ていることに気が付かないところでした。

コメント

はじめまして。
先日、『顔のない敵』を買いましたが、石持さんのPOPはついてなかったです。
残念でした。
いや、もしかしたら、地味すぎて気づかなかったのかもしれない…。

実は、書店の手書きポップをブログで再現する、POPPIN' BOOKSというサービスを作りまして、ポップについて色々調べていました。
著者直筆のものは、あまり意識していませんでしたが、なかなか味がありますねえ。
うちのサイトでも、手書き風のポップが簡単に作れるので、もしよろしければご覧下さい。

かずひでさん、初めまして。コメントをありがとうございました。
POPも店や担当者によって千差万別ですよね。
担当者の情熱が透けて見えるほど、かなり手を掛けたPOPを見かけると思わず本を手にとってしまいますよね。
書店のPOPからベストセラーが生まれた、というのも判るような気がします。

著者直筆POPも最近は増えてきているような気がします。
これはこれでファンとしてはメチャクチャ気になるのですよね。
あれって、その本を平台に載せなくなったらどうするんだろう……欲しいなあと思う今日この頃です。

かずひでさんのページも拝見させていただきました。
すごい仕組みですね。
ブログ上で自分が作ったPOPを表示するという試みは非常に面白いです。
単なる紹介ページより、読者に直感的に訴えられて面白いかもしれません。
ひょっとしたら、amazonあたりがアフェリエイトサービスの一環として「この仕組みを売って欲しい」と言ってくるかも知れませんね。
それぐらいインパクトのある仕組みでした。

今後ともよろしくお願いいたします。

確かに、著者直筆のものは、ファンへのアピールが大きいでしょう。
でも、一般のお客さんの目を引くには、芦辺拓クラスのセンス(というか無恥さ?)が必要かもしれませんね。

POPPIN' BOOKS見ていただいて、ありがとうございました。
Amazonのアフィリエイトに組み込まれたら??、夢のような話です。
それから、いつか現実の書店に置いてもらいたいという、夢もあります。
まあ、いつかはの話ですけど。

これからも、よろしくお願いします。

確かに、ファンでない人の目からすると、POPは目立ったモノ勝ちですね。
しかし最近では、原田マハや西加奈子のように、文芸作家の方でも著者直筆POPでご自身のイラストを入れられたりするので、やはりそうなってくると多芸さも必要なのかなと思ってみたり……。

サイトのPOP作成ですが、多くの書店で活用していただき、またアフェリエイトプログラムで活用されるようになるといいですね。