在りし日の中島らもと「リリパット・アーミー」

これまでずっとずっと買おう買おうと思っていて、なかなか買うタイミングがなかったスキャナーですが、何となくamazonで遂に買ってしまったのでした。
やったー! これでやっと以前から撮っていたネガやポジといった写真フィルムを、劣化させる前に全部電子データ化してパソコン内で保存することができるようになるのですよ!

さて、何からデータ化していこうかなぁ……とたまりにたまったフィルム類をガサゴソ漁っていると……おお、何と言うことでしょう!
中島らも率いる「笑殺軍団リリパット・アーミー」の舞台の模様の写真が出てきたのですよ。
調べてみると、これはどうも1988年10月に大阪は扇町ミュージアムスクエアで行われたリリパット・アーミー第5回公演「レディモルフェウス」のようなんです。
チラシ写真をこちらにアップしている、これです。

まずはこちら、座長の中島らもと客演の牧野エミですね。
この頃の牧野エミは、劇団「MOTHER」の前身である劇団「売名行為」のメンバーでした。
(ちなみに、「売名行為」の他のメンバーである立原啓裕や升毅も全員出演しています)
中島らもと牧野エミ

続いては、今でこそ「リリパットアーミーII」の主宰者であり座長である若き日のわかぎえふと、これまた客演のキッチュです。
キッチュですよ、キッチュ。この頃はまだ松尾貴史ではないんです。
だから、いまだにぼくの中での松尾貴史は「キッチュ」のままなんです。
関根勉は「ラビット関根」のままなんです(←関係ありません)。
松尾貴史ではなくキッチュと、わかぎえふ

そしてそこに登場するのが、おお! 若くてカッコいい! 升毅なんです。
升毅も、先ほども述べたように「MOTHER」の前身である「売名行為」のメンバーです。
このあと段々とテレビにも出てくるようになり、そして孤高の名作ドラマ「沙粧妙子 最後の事件」で一気にブレイクするかと思ったのですが……何だかそのままになってしまいましたね。
その代わりと言っては何ですが、当時劇団「そとばこまち」の座長だった槍魔栗三助こと生瀬勝久がいまや全国区になってしまっているのですから、世の中よく判りません……。
カッコいいアニキ役がよく似合っていた升毅

そして最後にはリリパットアーミーのカーテンコールで恒例だった“カネテツちくわのばら撒き”です。
カネテツと言えば、そう、中島らもの『啓蒙かまぼこ新聞』が実はその会社の広告だったと言う、関西では非常に有名なかまぼこメーカーなんです。
村上春樹が『啓蒙かまぼこ新聞』に寄せたメッセージ(だったっけ?)で、東京出身の奥さんが「え? カネテツって実在するメーカーだったの?」とビックリしたと言うエピソードがありましたが、まさにそれこそ中島らもの術中にはまった例でしょう。
広告とはとても思えないキャラクターの暴走振りを許しているカネテツですが、こんなところでも太っ腹な協力をしていたのでした。
そんな訳で、いつもリリパット・アーミーの公演を見たあとは、ゲットできたちくわ(2~3本)をモグモグかぶりつきながら、駅に向かったものでした。
ちくわを何箱もばら撒いています

しかし今、こうして写真を見ながら改めて思ったのは、よくこんな写真撮影ができたものだな……と。
今だったら「写真撮影や録音は固くお断りします」なんてアナウンスが流れているのですが、この頃は確かそんな注意はされなかったと思います。
平気でパシャパシャ撮っていたのですが、つまみ出されることもなかったですし……。
(もちろん、今のように表示部分が煌々と明るかったりピント合わせの補助光が出るデジカメではなかったですし、ノーフラッシュだったので「まあ迷惑をかけてないからいいか」と見逃してくれていたのかもしれません)
何だかのんびりとしたいい時代だったのかもしれません……。

コメント

はじめまして。いろいろ辿ってたらここに着きました・・・

ええっ!?ご自身で撮ったんですか!?
いいなぁ在りし日のらもさん(&若きキッチュ・・・)!
リリパⅡ、なかなか予定が合わなくて観に行けてないのでですが観なければ~という感じです。
関西に住んでいるのでシベ少もこないだやっと初めて見ました。。。
楽しい日々を送られていますね。またおじゃまさせていただきます!

chietheさん、こんばんは。
これらの写真は、デジカメなんてない時代、コンパクトカメラでパシャパシャと自分で撮ったものなんですよ、エッヘン。
本当は学園祭でライブをしたときのらもさんの写真もあるのですが、どこへ行ってしまったのか……。

ぼくも関西を離れてもう6年は経つのですが、毎日のように通っていた扇町ミュージアムがなくなり(この2階に劇団☆新感線の事務所があったんですよ)、近鉄小劇場もなくなり、でどうなっているんだろうなあと気になっちゃいます。

あと初のシベ少関西公演をご覧になられたそうで、おめでとうございます!
今回は実に名作でした。前半はバリバリ「DEATH NOTE」 なのに、後半、“支配する残酷な神”が現れて世界を回しだしたときのあの驚愕ときたら、ありませんでした。

劇団、本谷有希子もチケットをとらせていただきました……すみません。
(日記を拝見させていただいたもので)

またこれからも観に行った演劇情報をこまめにアップしていきますので、よろしくお願いいたします。
(関西の演劇情報も楽しみにしていますね)