ものすごいギター奏法

渋谷駅で、JRから京王井の頭線方面に向かう連絡通路を歩くと、天井からものすごい圧迫感が伝わってくるのです。
いったい何事かと天井を見てみると……おおう、布袋寅泰。
「東野圭吾のベストセラー小説『秘密』の表紙デザインが変わったように見せかけておいて、その実、布袋寅泰だった」という、あの布袋寅泰なんです。
その布袋寅泰が、渋谷駅の連絡通路の天井でギターを弾きまくっているではありませんか。
何十ものあのカミソリのような視線で見下ろしてくるものだから、そりゃもう圧迫感が伝わってこない訳がありません。
渋谷駅の天井でギターを弾きまくっている布袋寅泰
もうメチャクチャ弾きまくっています。
格好もさすがに布袋寅泰、バッチリ決まってます。
布袋の足元をよく観ると……!
しかしこの布袋さんがギターを弾いている姿、どうにも違和感を感じるのです。
いつもの布袋さんらしくありません。
よくよく足元を見てみると……、こ、こ、こ、これは!

出たーっ! 世界最大級のデカさのギターエフェクター(のペダル)
出たーっ! 世界最大級のデカさと思われるギターエフェクターのペダル!

通常、ギターエフェクターなんて片足で操作するような大きさのペダルなんですよ。
ギター1本でまるでシンセサイザーのように色々な音を出したり弾き方をしたりするキング・クリムゾンのロバート・フリップ御大の足元だって、ほら……
ロバート・フリップ御大の足元
片足で引けるペダルがたくさん置かれているだけなのです。
しかしながら、布袋さんのこのペダルはどうですか。
出たーっ! 世界最大級のデカさのギターエフェクター(のペダル)
足全体で踏み込まなければいけないだけでなく、両足を使って交互に踏み込まなければなりません。
これだけの大きさのペダルなんですから、さぞかしそのギターサウンドも多彩なものなんでしょうね。
さすがは布袋寅泰、江頭2:50のテーマ曲をつくっただけのことはあります(←江頭2:50のためにつくったわけではありません)。

そして、やはりこれだけの大きさのエフェクターを使うのですから、消費される電気量も半端なものではないのでしょう。
きっと月々の電気代もバカにならないに違いありません。
それでなくてもエコだ、環境保護だ、クールビズだ、節電だと叫ばれている世の中です。
やはり布袋寅泰はタダモノではなかったのです……。

出たーっ! エレキギターの電源を自家発電しているのです
出たーっ、 自家発電しながらギターを弾いているっ!

なんと、時代の流れに逆らわず、自然に優しく自転車こぎで必至に自家発電を行いながらギターを弾いているんですよ!
しかもメチャクチャカメラ目線でカッコつけてます。
普通、こんな自家発電やりながらギターなんて弾いていると、貧乏くさくて、カッコ悪くて、情けないだけですよ。
それを、この男は、この布袋寅泰という男は、カミソリのような目つきで睨みを効かせるだけで、シビレるような(エレキなだけに ← うまい)カッコよさを見せ付けてくれるのですよ。
さすがは布袋寅泰、“寅泰”と書いて“ともやす”と読ませるなど、誰もが「読めるかい!」とツッコませるだけの男ではなかったのでした。

しかし、やっぱり自転車こぎもあまりやりすぎると疲れてしまうのでしょう。
あるいは、先の写真にも出てきたロバート・フリップ御大に憧れて、ついに座ってギターを弾きたくなったのかもしれません。
相変わらずギターは弾きまくっているのですが……

出たーっ、バランスボール奏法! でもバランスボールには乗っていません
出たーっ、バランスボール奏法!

頭の後ろでギターを弾いたジミー・ヘンドリックスの時代はもはや古いのです。
ギターでアンプを叩き壊したピート・タウンゼントの時代でもないのです。
布袋寅泰が行き着いた、究極のエンターテイメントなギター奏法、それが「バランスボール奏法」なのでした!
しかしこの写真をよくよく見てみると、

バランスボールに座っているのでしょうか
バランスボールに座っているいるようには見えないのです!

バランスボールには確かに接していますが、これ、座っているようには見えませんね。
きっとまだ練習中なのかもしれません。
それでも、照れることなく相変わらずカミソリのような鋭い視線とガッツポーズのような姿勢でカッコよさを醸し出すその姿には、ある種の感動ですら生まれるのです。
もし、布袋寅泰が今年の紅白歌合戦に出場することが決定すれば、きっとこのバランスボール奏法を披露してくれるに違いありません。