初パルコ体験は「開放弦」

今日は、渋谷で生まれて初めてのパルコ体験です。
と言っても、デパートの方ではなくパルコ劇場の方なんですが。
G2演出による「開放弦」を観に来ているのでした。
間口が狭いので、時間帯によっては大混雑をするパルコ劇場入り口

この「開放弦」は、劇団による公演ではなく「パルコ・プレゼンツ」ということで、役者も水野美紀や京野ことみといったテレビでも馴染みのある有名人を揃え、その分チケット代もちょいと高めな“プロジェクト”としてのステージです。
普段はこうした“プロジェクト的”なお芝居はチケット代も高いこともあって観に行くことは少ないのですが、今回は犬山イヌコや大倉孝二といった劇団NYLON 100℃で馴染みのあるメンバーが出演していることと、水野美紀や京野ことみをナマで観てみたい……といった不純な欲望のもと、チケットを購入していたのでした。
確かに、水野美紀や京野ことみってテレビで活躍する女優だけあって、キレイなんですね。
その場に登場すると華があると言うのでしょうか。
しかし、ただそれだけなんですよ。
お芝居そのものは、他の劇団系の役者に助けられていたように思われ、演技そのものに華が感じられないのです。
決して演技がヘタという訳ではないのですが……、やはり舞台向けではないということなのでしょうか。
そう考えてみると、舞台でいい役者であっても、テレビドラマに出るとあまりパッとしないことが多く感じるのは、テレビ向けの演技ではないからなのかもしれません。
やはり、「餅は餅屋に任せる」べきなのでしょうか。
(しかし一般向けの舞台の場合は、集客の手段として有名な役者を起用しないといけないのかもしれませんが)

そんな、舞台系の役者が光っていた今回のステージなのですが、もうひとつ、光っていたのは暗転時のアイデア。
ステージ上が徐々に暗くなるにつれ、そのときそのときで1人の人物にスポットライトがあたります。
そして舞台上では、その人物の心情を表していると思われる様々な“仕掛け”が用意されているのでした。
そのため、「次はどんな仕掛けかな」と毎回の暗転も楽しみになります。

ただ、犬山イヌコや大倉孝二といったNYLON 100℃的な役者目当てで行ってしまったため、どうしてもケラ(ケラリーノ・サンドロビッチ)演出のような気がしてしまい、「ドンヨリとした重さ」や「物語全体に漂う救いようのなさ」「ブラックな笑い」といった面が物足りないなあ……と感じてしまっていたのですが、そうか、G2演出だったのですね。