大丈夫か、瀬名秀明?!

前々から不思議に思っていたのですが、渋谷にはブックファースト、池袋にはジュンク堂ができた今でも、JR川崎駅前の広告には大きく「首都圏最大級」と書かれてある、あおい書店川崎駅前店があるのです。
しかしよくよく看板を見てみたら、「首都圏最大」と言い切っているわけではなく、あくまで「首都圏最大」とクラス表示をしているだけなので、ウソをついたことにならないのでしょう……たぶん。

そのあおい書店川崎駅前店に行ってみると、おお。
ここ最近、すっかりサイン本のツキに見放されていたようなのですが、こんなところで瀬名秀明の新作短篇集『第九の日』がサイン入りで積み上げられているのでした。
瀬名秀明のサイン入り『第九の日』
(まるで帯に直接バッチイ字で「サイン本」と書かれてあるように見えますが、ラップのようなものでくるまれた本に、こういう丸い形に切り取った紙片が封入されているのです)

もともとこの短篇集は気になっていたので、早速買っちゃったのですよ。
そのうえで、どうしても気になってしまい、売り場を出たとたんに「どれどれ、どんなサインなのかな?」とコッソリ覗いてみました。
すると……ぬぉぉ、何じゃこれはっ!
瀬名秀明のサインは●●太のイラスト入り
“瀬名秀明”と書かれたその隣には、なんと磯野カツオと並んで国民的小学生である“彼”の似顔絵が描かれてあるではありませんか……!
国民的小学生である彼、●●太(参考イメージ)

大丈夫なのでしょうか、瀬名秀明。
いくらサイン本だからラップのようなもので封印されていて中が見えないとはいえ、そこはそれ。
この著作権問題が大きく騒がれているこの時代に、よりに寄って国民的小学生の“彼”ですよ。
コミックスもまだまだ売れているようです。
映画だってテレビだって、声優がバトンタッチしたとはいえ、まだまだ人気はあるようなのです。
それだけプロダクションのチカラはメチャクチャ強そうなのです。
なのに、そんな強大な権力に徒手空拳で立ち向かおうとしているというのでしょうか、瀬名秀明。

ひょっとして「調子にのって著作権を侵害してしまい、申し訳ございません」などとお詫びの文章などがアップされていないものかと、ご本人のサイトを覗いたそのときでした。
プロフィールのページに、瀬名秀明ご本人の顔写真が掲載されていたのです。
瀬名秀明の顔写真

こ、こ、こ、これはっっっ!!!
国民的小学生である●●たと思われたのは実は瀬名秀明自身の自画像だったのでした
そうです、そうなんです!
ぼくは大きな勘違いを犯していたのです。
何も瀬名秀明は、決して藤子プロダクションと言う巨大な権力に徒手空拳で立ち向かおうとしていたわけではなかったのです。
ただ単に、自分自身の似顔絵をサインに書き足していただけだったのでした。

関係者の皆さま、お騒がせをいたしてしまい、誠もって申し訳ございませんでした。