ネコの島、キャットアイランド、江ノ島

腰越港で生シラスを満喫したものの、時間はまだまだたっぷり余っています。
そんな訳で、生まれて初めて「江ノ島」なる場所に行ってみました。
江ノ島。
それはテレビでしか見たことのない場所です。
「江ノ島」なんて地名ですら、テレビでしか聞いたことがありません。
まず、我々一般ピープルの現実世界では縁のない別世界がそこには広がっているのです。
美男美女のサーファーたちが闊歩していることでしょう。
陽に焼けたビーチバレーの選手たちがゴロンゴロンと転がって特訓をしているかもしれません。
ひょっとすると、サザンオールスターズのメンバーも歩いているかもしれません。
(でも桑田佳祐と原由子しか顔を知らない)
チューブやオメガトライブのメンバーもいるかもしれなくってよ!

……などと妄想は果てしなく広がるばかりです。
うしししし。

ところが。あれ?
江ノ島への長い長い橋を渡るとそこに広がるのは土産物屋さん通りに磯の香り、そして平日だと言うのにワラワラ歩き回っている観光客の数々なんです。
サザンオールスターズもチューブもオメガトライブのメンバーはおろか、美男美女のサーファーや陽に焼けたビーチバレーの選手なんていないのです!

嗚呼、ぼくの中で崩壊する「江ノ島神話」。
いったいぼくが見聞きしてきた江ノ島は何だったのでしょう。
ぼくの中で築き上げてきた江ノ島はどこへ行ったのでしょう。

そんな傷心を抱え、島の奥深くに足を踏み込んだぼくをやさしく包んでくれたのは、島のネコたちなのでした。
うー、気持ちいいよう 草むらで、二匹仲良く寄り添ってくうくう
何じゃ、お前は ……誰っ?!