BATIK × DANCE NORTH SPLINTER GROUP「Underneath」(横浜赤レンガ倉庫ホール)

去年の暮れから、2ヶ月に渡って横浜赤レンガ倉庫では「横浜ダンスコレクションR」が開催されているのです。
今日はそのうちのひとつ、日本の女性ダンサー3人と海外の男性ダンサー3人、それにギタリストをくわえたコラボレーションチーム、「BATIK(日本) × DANCE NORTH SPLINTER GROUP」のダンス、『Underneath』を観に行ったのでした。
横浜ダンスコレクションR

しかし赤レンガ倉庫に到着してビックリしました。
人が多すぎです。
なんかスケートリンクなんて出来ていて、もう狭い狭いリンク上に、人がギッシリ。
広場も広場で、人がギッシリ。
ご飯でも食べようかなあ......とカフェテリアを覗いてみても、人がギッシリ。
でも開幕時間は近づいているし、腹が減ったままでは変な音がなってしまいそうだし、「何とかなるでしょう」ととりあえずオーダー。
が、ギッシリ状態の人々が急に居なくなるはずもなく、結局お盆を持ったまま、ウロウロと席を探して探して探して......ありません!
仕方がないので、建物の外に出て、寒風吹きすさぶ中、階段にへたり込んでお盆をひざの上に置き、惨めな気分でご飯を食べているのでした。
そうだ、これが本当のオープンカフェなんだなっ......!と、カラ元気で自分を鼓舞します。

そして何とか余裕で間に合ったパフォーマンスですが、実にいい!
以前に「吾妻橋ダンスクロッシング」を観に行った際に、そのソロでの鬼気迫るダンスに完全にノックダウンされてしまったダンサー黒田育世を、今回は観に行ったようなものでした。
実際、前回のソロではあまり見せることのなかった黒田育世の肉体ですが、これがもう極限状態としか思えないほどの緊張感。、そして美しさ。
参ってしまいました。......ヤバいのですよ、ヤバい。ヤバすぎです。
いやいや、他のメンバーもすごいのです。
細身の女性ながら、その秘められた筋力たるや半端じゃありません。
もうあり得ないくらいにアクロバティックな動きの連続で、すっかり圧倒されてしまったのでした。
また、しなやかな柔軟性から生み出される動きの美しさ、シルエットの美しさにも言葉をなくす思いです。

また舞台セットも映えています。
もともと「赤レンガ倉庫ホール」は舞台袖と言うものがなく、いわばステージ後方が"舞台袖"にあたるのですね。
その"舞台袖"とステージとは巨大なドアで間仕切りされているので、舞台袖に引き下がろうとすると、「ドアを開けて出入りしなければならない」のです。
非常に演出家泣かせのやりにくいステージに違いありません。
ところが今回、ダンサーたちの登場は「ステージ上部」から。
かなり意表をついた演出がなされていたのです。
足場が組まれ、ステージ上方からユラユラ降りて現れるダンサーたち。
そして退場シーンでは、ドアの向こうに引き釣りこまれ、「バタン!」と閉じられてしまうと言う非常に効果的なドアを利用した演出がなされていたのです。
いやあ、本当にもうお腹いっぱいになった1時間なのでした。
黒田育世、今、ぼくがメチャクチャ気になるダンサーの一人ですね。

興奮冷めやらぬまま、赤レンガ倉庫のお店や、その近所のワールドポーターズでウダウダしていたら、もうすっかり日も沈もうとしていたのでした。
横浜の風景と言えば、やっぱりみなとみらいの観覧車でしょう
風が一気に冷たくなってメチャクチャ寒くなってきたので、さっさと帰ることにいたします。