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篠田節子のワナ

今日もいつもどおりに紀伊國屋書店新宿南店をブラブラブラーリ。
ミステリコーナーを覗いていると、おお、篠田節子の新刊『讃歌』が積み上げられていたのです。
それがサイン入り。
サイン入りで積み上げられている篠田節子『讃歌』
実はもう既に『讃歌』は持っているし、それどころか読み終わってもいたのですが、やっぱり篠田節子作品のファンとしては「サイン入り」という甘美な響きに逆らえ切れるわけもなく……ダブリ本承知で買ってしまいました。
嗚呼。
そういえば、前作の『ロズウェルなんか知らない』もやっぱりこの店でサイン入りで売られていて、ダブリ本承知で買っていたのでした。
ひょっとして新刊を並べて置き、ファンが一通り買ったころを見計らって改めてサイン本を後から並べ、2冊づつ買わせようという魂胆なのでしょう、きっと!
悔しいですけれど、その魂胆にまんまと乗ってしまっているんです。

さすがは紀伊國屋書店、古川日出男の弱みを握っているだけのことはあるぜ。(←まだ言ってるよ)

【追伸】
「篠田節子作品のファン」とか言いながら、ずっと『賛歌』なんて書き間違えていました。
気がついて、慌ててこっそり『讃歌』と書き直しています。

すごいぜ、このメッセージ

本屋さんでこんなPOPを見てしまったのです。

驚いてください、僕が読みたいミステリを書いたんですよ!
僕が読みたいミステリを書きました。
驚いてください。

「驚いてください」ですよ、「驚いてください」。
赤い波線で強調するあたり、よっぽど読者を驚かせたいようなのです。
しかしその驚く理由というのがちょっと悲しい。いや、大いに悲しいのです。
その結末で驚かせるのではないのです。
作者自身が読みたいミステリを書いたから「驚け」。
ウワ、そりゃもうビックリだぜ……と驚かなければならないほど現在のミステリ界では、ちょっやそっとでは、自分が書きたいミステリなんて書かせてもらえないということなんですね!
(凄まじい勢いで読み違え中)

さらば、NECパソコン

そんな訳で、昨年の9月に買って以来、相次ぐ故障と不具合の嵐に延々悩まされ続けてきたNECのパソコンですが、今日の雨風強いなか、宅配便のお兄さんに引き取りにきてくれたのです。
購入代金はすでにNECから全額キッチリ耳を揃えて返してもらっていたのですが、新しいパソコンが納品待ちだったため待っていただいていたのです。
あー、そんなこんなでようやく手を離れました。
梱包作業を終えた宅配便のお兄さんがパソコンを台車に乗せ、外に出ようとするのをぼくがドアを開けて手伝います。
その瞬間、なぜか頭の中では尾崎紀世彦「また逢う日まで」が……。

♪ふたりでドアをしめて
 ふたりで名前消して
 その時心は何かを話すだろう~

今回は本当に「最新版は不安定で危険」というIT界のことわざを見事、身をもって体験したのでした。
これからはハードもソフトも何でも新しいものに簡単に飛びついてはいけませんということですね。
気をつけなければ。

トレヴァー・ホーンの記念ライブに大興奮

うっひょー!
普段はケーブルテレビの音楽番組なんてまったく観ないので「視聴料のコストパフォーマンスが悪いなぁ……」と文句ばっかり言っているぼくなのですが、今回ばかりは「放映してくれていてありがとう」とサンキュウ・ベリマッチョ状態で感謝感激なんです。
ついでに拝んじゃえ! ナムナム……。

いや、何のことかというと、ライブ放映なんです。
もう1年以上も前になる2004年11月に、トレヴァー・ホーンという名物プロデューサーのメジャー・デビュー25周年記念ライブ「produced by TREVOR HORN」がイギリスで開催されたのでした。
その模様が、ようやく今になってテレビ放映されたのです。
それもただのライブではありません。
彼がそれまでかかわってきたさまざまなミュージシャンたちが一同に介する、ある意味メチャクチャ貴重で、メチャクチャ贅沢で、メチャクチャ勿体ないライブだったのです。
まあこれだけ贅沢なライブなんだから、すぐにDVDで発売されるだろうなあ……と思っていたら、あらら。
1年以上経つのに、まだなーんにも動きがないのですね。
それをようやく観ることができるなんて……ああ、生きていてよかった。

そんな訳で、放映時間前からテレビの前に正座して待機です。
そして……は、は、は、始まったー!
produced by TREVOR HORN

すばやくHDDレコーダーを確認、オッケー、ちゃんと動き出しています。
ホームシアターでボリュームをちょいと上げ、ライブの臨場感を盛り上げます。
そんなぼくの期待に応えるように1曲目は、ウヒョエェェェー、トレヴァー・ホーンの代名詞、“ア~ワア~ワ♪”の女性コーラスが耳に残って仕方がない「ラジオ・スターの悲劇」から始まりました!
懐かしいバグルスの演奏

その後も次々に登場するアーティストたち、もうすごいのなんの、懐かしいのなんの。
個人的にはグレース・ジョーンズでしょう、
セクシーすぎてステージ上の全員を喰ってしまいそうな勢いだったグレース・ジョーンズ

ABCでしょう、
金ぴかラメラメスーツには思わず笑ってしまったABCのボーカル、マーティン・フライ

アート・オブ・ノイズでしょう、
機械で打ち込んでいたスタジオライブと違い、手で演奏していたアート・オブ・ノイズ

プロパガンダでしょう、
この後登場するt.A.T.u.に向こうを張ったのか、ヴォーカル2人がお揃いの衣装で登場したプロパガンダ

YESでしょう、
ジョン・アンダーソンが不在で声量が心配だったけど、トレヴァー・ラビンでも無事歌い上げていたYES

……もう大変なんです。
そしてドタキャンもせずに登場したt.A.T.u.には思わず「おお~」。
なんでも、もう実生活ではお母さんになっているらしく、かつての「何でもアリ」感はまったく観られず、すっかりオトナになっていたのでした。
いや、相変わらず手をつないだり、抱き合ったり、タッチしあったりと“t.A.T.u.らしさ”は見せていましたが。
すっかり落ち着いていいお母さんになっていることを予想させられたt.A.T.u.

しかし気になったのは観客のノリ。
こちとら、1年も経って、しかもイギリスから遠く離れたニッポンのテレビの前で「ヒョー、ウオー」とノリノリで絶叫しているというのに、肝心のリアルでライブな観客たちは総立ちならぬ、総座り。
いくらステージでギンギンギラギラにパフォーマンスしていても、まったく微動だにしません。
うーん、これはいったいどうしたことなんでしょうか。
イギリス紳士・淑女の集まりだからか、席に礼儀正しく落ち着いて座って微動だにしないオーディエンスたち

チャールズ皇太子だって、ホラ、こんなに腕を振り上げてノリノリなんですよ。
ウー、ワォー、みんな、もっとノリノリでギンギンにロックしようぜぃ、イエー!

みんな、皇太子に負けてはいられないぜ!

新しいパソコンが(やっと)来たのです(BlogPet)

なかはしが
大体このお店ではサイン本と言っても、こうして平台に積み上げられたうちの5冊とか10冊とか、世の中に数が限られているのですね。
っていってたの。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「書庫のいぬ」が書きました。

包帯クラブにもほどがある

天童荒太の6年ぶりの書き下ろしということで、出版社も書店も力を入れているのでしょう。
『包帯クラブ』の販促POPがエライことになっています。

いったいどこからこんなにPOPをかき集めてきたのでしょうか。
何しろ縦3×横3で、通常のPOPより面積比で9倍。
9倍ですよ、9倍。
モノがモノならギネスブックにでも申請できそうなほどの巨大さになるのではないかと思うのですね。

考えてみると、ここは丸の内の一等地に位置する本屋さん。
今年の1月に発表された「国土交通省地価公示」では、丸の内の地価はなんと1平米当たり約1,500万円。
いっせんごひゃくまんえんですよ……。
そしてこのPOP1枚あたりの大きさを15センチ×10センチとすると……おお、これだけでもう22万5千円なんです!
POP1枚あたり22万5千円の狂乱地価シティ、それがトーキョー。
そしてこのPOPが9枚も連なった巨大POPになってしまうと……な、な、な、なんと、202万5千えーん!
ブルブルブル。
『包帯クラブ』なんてインチキそうな名前なのに(←コラコラ)、この本屋さんでは200万円以上もかけてプロモーションをしているのです。
さすがは天童荒太、タダモノではありません。

負けるな、『ひよこクラブ』!
負けるな、『たまごクラブ』!
負けるな、『レタスクラブ』!(←ちょっと違う……)

奥田英朗まつり

術後のリハビリ……という訳ではないのですが、自分への言い訳です。
いつものように丸の内オアゾ内にある丸善に行ってきました。
店内をドキドキしながら見て回っていると……おお。
平台には、奥田英朗の新作、『ガール』が山積みにされているのでした。
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しかも、この平積み全部がサイン本です。
大体このお店ではサイン本と言っても、こうして平台に積み上げられたうちの5冊とか10冊とか、非常に数が限られているのですね。
なのに今回の奥田英朗はいったいどうしちゃったことでしょう。
メチャクチャ大盤振る舞いでサイン本放出。
ポップでキュートな販促POPも彩り鮮やかに、お店側としてもとってもリキを入れているに違いありません。

「なるほどねぇ……」と判ったような、判らなかったようなことをブツブツつぶやきながら別コーナーにまわりこむと……あれれっ?!
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なんとこの別の平台でも『ガール』がサイン入りで積み上げられているのですよ。
しかも、またしてもこの積み上げた本全部がサイン入り。
大盤振る舞いにもほどがあります。いや、これはもう「大盤振る舞い」の域を超えているのですね。
いうなればバブルです、バブル。奥田英朗バブル。
狂乱と喧騒の80年代よ、甦りたくば甦るがいい!

いやいや、そんなバブルなんて所詮は幻想です。
手に持ったとたんにパチンと弾けて壊れるシャボン玉のようなものなんです。
バブルという泡にまみれ、奥田英朗にもまみれながら、何とか自分を取り戻し、さらに別コーナーを見ていると……キャァァァッー!
平台積み上げのみならず、こんな正面向きのある意味贅沢な置き場所にさえ、サイン入り『ガール』の姿が。
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いったいどうしちゃったんでしょう、奥田英朗。
いったいどうなっちゃったんでしょう、奥田英朗、
いったいどこに向かっていくのでしょう、奥田英朗。

頭の中には見事に刷り込みが成功したのでしょう、「奥田英朗」の名前がグルグルまわっているのです。
これはイカン、とお店から退避しようとすると……なんでやねん
「本屋大賞」の候補作を並べられた一角にも奥田英朗。
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奥田英朗って『最悪』の印象から、ワルでデインジャラス、無頼派なイメージがあったのですが、いやいやなかなかどうして。
横山秀夫並みにマメな作家なのではないかと思い知ったのでありました。

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