せめて年末らしいイベントのひとつでもしたおこうかと、近所のお蕎麦屋さんで年越し蕎麦を食べることにしたのです。
しかし何と言っても今日は大晦日。
「年越し蕎麦をお蕎麦屋さんで」と考える人々が大勢いることは、例年の店の煩雑振りを目の当たりにしているので十分に考えられることです。
念のために電話をして様子を伺ってみました。
すると……「店が終わった時間にゆっくりお越しください」。
……え?
もうホント、商売っ気がないお店なんですね。
いいのかなあ……なんて心配しながらも、お言葉に甘えて閉店時間にお伺いしました。
Oh、何てワンダフル~!
いつも貸し切り状態だというのに、今日は期せずして、マジ貸し切り状態なんです。
さらには大将と女将さんが揃って「「明日から正月休みで打ったお蕎麦が余っても仕方がないので、食べられるだけお好きにどうぞ」
と勧められる、勧められる、勧められまくるんです。
うはー、うはー、うはー。
それってまさか、
蕎麦、食べ放題
ってこと?
そんなお店、聞いたことありませんってば。
食べている端から「もう1枚、いかがですか?」「まだありますよ」。
気分はもうほとんどわんこ蕎麦なんですよ。
結局、気がつけばもり蕎麦を5枚も食べてしまっていたのでした。
あー、こんなことだったら最初に天ぷらやごま豆腐、おでんやじゃこおろしなんて一品モノを頼まず、蕎麦一本やりで行くべきでした!
(しかし蕎麦の料金は1枚分だけって……大丈夫なんでしょうか)