日航機墜落事故から20年目の再演

今日は19時から劇団離風霊船(リブレセン)「赤い鳥逃げた…2005」を観るため、池袋グリーンシアターに向かいました。
この劇場、この9月に改装したばかりということで、メインホールの客席は非常に勾配を大きくとられていて、とても観やすいステージなのでした。
客席はやはりあれぐらい傾斜をつけなければ、前に背が高いヒト、座高が高いヒト、頭が巨大なヒト、顔が巨大なヒト、髪型がアフロなヒトに座られてしまうと、まったく楽しめなくなってしまうのですね。
各劇場はぜひともグリーンシアターを見習ってください!
(そういうぼく自身が「背が高く」「座高が高く」「頭が巨大」「顔が巨大」なので、後ろのヒトに迷惑を掛けているんです……)

舞台の内容ですが、これはもう説明が難しいですね。
1985年8月に発生した日航機123便御巣鷹山墜落事故をテーマに、企業の利益を追求する姿勢や一井の人々の幸福の儚さなどを描かれています。
そしてラスト、幸福の象徴であるお茶の間が一瞬にして溢れんばかりの瓦礫の山に埋もれる事故現場となる大どんでん返し。
ここにいたるまでの被害者や生存者たちの心の叫びには、われわれ観客にもその無残さ、無念さ、痛々しさがストレートに突き刺さるのです。
また、今回の舞台で「ああ、そういえば」と思い出す事柄も多くあったことも、事故から20年経ってすっかり風化している現実を突きつけるのでした。
劇団離風霊船「赤い鳥逃げた…2005」チラシ

ちなみに「赤い鳥逃げた…」は中森明菜の曲を使ったものですが、タイトルの“赤い鳥”とは日航のツル(ネタバレのため、反転しました)を指しているものと思われます。