島田荘司のサイン会で映画化の件を訊いてみました

今日は、吉祥寺のミステリ専門書店「TRICK+TRAP」で、島田荘司のサイン会なのです!
指定時間の15時に到着すると......うおわぉ、店の中は長蛇の列でスゴイことになっています。
そしてその列の先頭、お店の奥には......いました。御大です。
並んだファンの方とにこやかにやさしくトークをされるその様子は、ミステリ界の重鎮というより、放課後に生徒からの相談に気軽にのっている優しいクラス担任の先生です。
しかも、質問したことに対してはじっくりじっくりと答えてくれている模様です。
うーん、これはますます学級担任のやさしい先生!
ステキです、ステキ。
もう早くもウットリ状態のぼく。
こんなにじっくりと話ができるのであれば、日頃から訊きたかったことをアレコレと尋ねられる絶好のチャンスなのですね!
さて何を訊いたらいいのでしょうか......(←って今頃考え出してるよ)。

やがて順番が回ってきたぼく、まずは厚かましくもサインの為書きに「サイト名も書いていただけますか?」などと、相変わらずアイタタタ......なお願いをしてしまいました。
それを聞いた御大、少しもイヤそうな顔もせず、それどころか「ああ、いつも来ていただいている方ですね」
ひょえええー、ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。
ひょっとして「いつも来ているイタイ野郎ですね」と言いたかったのかもしれません。
いえいえ、それはそれでもいいのです。
こんな暖かき、そしてありがたきお言葉をいただけただけでも、ぼくは生きてきた甲斐があると言うものなのでございますとも。
20051103-001.jpg 20051103-003.jpg

いつもの達筆さでサラリサラリとサインを書き上げると、御大自ら「何か訊きたいことなどありますか?」
おお、何とご勿体ない!
御大自ら質問を受け付けてくださったでござりますよ(←興奮のあまり、既に言葉遣いがおかしい)。
でもせっかくなので一番気になっていることを伺ってみました。

「"暗闇坂の人喰いの木"映画化の件は、その後どうなりましたか?」

苦笑されてしまいました。
そして「本当はナイショなんだけど......」と断られてしまいましたので、ごめんなさい。
全部はここで書けません。
でも、かなり難産中のようなのです。
この顛末をまとめると、テリー・ギリアムの名著『バトル・オブ・ブラジル』の日本版ができちゃうのじゃないかと思えるほどです。
お話していい範囲で言えば、

  • 御手洗役として、とある俳優にオファー中(しかしまだ返事がなし)
  • 以前にオファーしていたT.YやO.Jは、事務所の方針(シリーズものはイメージが固定化してしまう)で断られている
  • 監督は堤幸彦で決定している
  • 脚本は既に完成しているが、一部、島田荘司自身による修正も行ったので、クレジットは連名になる可能性もある

ぐらいになるのでしょうか。本当にすんません。

しかしここで戸川さんから「お客さんがかなり後ろに並んでいて、時間がないので"巻き"でお願いします」と注意が入ってしまいました。
ああ! ごめんなさい!
御大のやさしい語り口についつい引き込まれてしまい、かなりの時間を独り占めしちゃったようです。
ひえぇぇぇぇ~、ヤバイ。
今頃になって、後ろからの「早くしろよ、この野郎」という凶器にもにた視線が背中にブスブス刺さっていることに気がつく始末。
本当にごめんなさい。もう大パニックになってアワアワ......。
「失礼しました!」と飛び上がり、そのままそそくさと席を立って退席しようとすると、逆に御大の方から心配そうに「写真は大丈夫ですか?」。
ああ! そうでした、そうでした。ここまで来ておいてそのまま帰っちゃうとは何たるアンポンタン!
ぜひぜひ、お願いします。

そんな訳で、心持ちやや表情が焦っているぼくと御大とのツーショット写真なのでした。
20051103-002.jpg

実はお宝本である「占星術殺人事件」の初版本も、今日は持っていったのです。
長年の夢だったんですよ、この本にサインをしてもらうのか。
が、さすがにアワアワしすぎてしまっていて「こっちにもサインしてくれ」なんてお願いすることは、コロッと忘れてしまっていることに、店を出てから気がついたのでした......。

【その後の追伸】
その後、2009年7月に南雲堂で行われた島田荘司サイン会で、再び「映画化の件はどうなりましたでしょう?」とお伺いすると、なんと、企画自体が白紙に戻ってしまったとのことでした。
詳細はこちらをご覧ください。

コメント

相変わらず盛り上がったみたいですね。
うらやましい・・

でも実は、巻かれたあともこっそり残っている作戦が通用したんじゃないかと思ったりして。

戸川さんのブログによると、後半組はサイン会終了後も話をするため御大ともども喫茶店に移動したそうで……うらやましい。
でも昨日はホント、スゴイ人数が集まっていて、一時は並んだ列が店の外まで延びていたほどなんです。
なので小心モノのぼくとしては、「早く出なくちゃ」とそればかり考えてしまっておりました。

色々お話されて羨ましすぎます~。
結局、旧住所でのO・Jは、違う撮影だったのですね。けっこうO・J好きなので、個人的に残念です。でも、脚本や監督が本決まりなら、後少し待てばいいのかしら?楽しみです(*^_^*)
中橋さん、ありがとうございましたm(__)m

ああ、こめさん!
よかったー、ブログを見ていただけていたのですね。

映画については、O.Jではないということで、きっと別の撮影だったんでしょうね。
しかし、監督や脚本が決まっていても、まだキャストが決まっておらず、他にも問題が色々とあるそうなので、なかなか完成までの道のりは遠そうな気がしてしまいました。
映画作りって本当に大変そうです。
(なのに、どうして水野晴郎はあんなにポンポンと映画を作ってしまうのだろう……?)