浅草のうんこビル

今日、生まれて初めてうんこの中に入りました。

いやね、前々からずっと気になっていたのですね。
うんこですよ、うんこ。カタカナで書くとウンコ。ローマ字で書くとUNKO。
そのうんこが、どうして浅草のビルの屋上で燦然と輝いているのか、不思議でなりません。
そもそもいったいあれは何なのか。
ビルの屋上に巨大なうんこが設置される経緯はどうだったのか。
反対者はいなかったのか。
近隣住民も反対はしなかったのか(何しろ目の前に巨大なうんこ)。
そもそもこれは何かの罰ゲームなのか。
それとも誰かがした脱糞を告発しているのか。

真実は何一つ判らなかったのですが、今日、初めてその"うんこビル"に行く機会があって、ようやく知ったのでした。
なんとあのうんこビルの中には、イベントスペースなんてあったのですね。
ライブなどはもとより、貸切でのパーティも可能なスペースなんですよ。
浅草のビルを借り切ってパーティなんて、ゴージャスでラグジュアリーでバブリーでハイソでセレブな香りがプンプンするのですが、でも、よくよく考えてみるとそのハイソでセレブなパーティをされている方々の頭上には、実は金色に燦然と輝く巨大なうんこがあるのです。
なんだか皮肉な光景ですね。
きっと、デザイナーはそんな資本主義社会のあり方を揶揄するためにこのビルを設計したに違いないのです。
(そんな訳はない)

いや、そんなうんこや資本主義のことはどうでもいいのです。
要は今日、そのうんこが屋上で燦然と輝くビルの中にあるアサヒ・アートスクエアまで、「吾妻橋ダンスクロッシング」というイベントを観に行ったのでした。

01. ボクデス「チマチマダンス・コレクション」
02. 康本雅子「Honeymoon」
03. 丹野賢一/NUMBERING MACHINE「017-SPEAKER」
04. 黒沢美香&ダンサーズ「接吻」
05. 男子はだまってないさいよ!「コント1」
06. KATHY「MISSION/Az」
   (休憩)
07. チェルフィッチュ「ティッシュ」
08. 丹野賢一/NUMBERING MACHINE「011-DOT」
09. 康本雅子&山縣太一「Washing Machine」
10. 男子はだまってなさいよ!「コント2」
11. ボクデス「ラ・ラ・ラ・脚立・ステップス」
12. 黒田育世×松本じろ「モニカ モニカ vol.2」

個人的にはラストを飾った黒田育世に完全ノックアウトされてしまいました。
松本じろの奏でる流れるようなギターの音色にあわせ、永遠に続くかと思える鬼気迫るダンスは、その照明や衣装の効果からか、まるでジプシーのように舞っているようにも見えたほどです。
それがめちゃくちゃカッコいいんです。
しかし踊りを見ている間は何も思えないほどの緊迫感。
踊り終わった瞬間に、ようやく観客は"観る呪縛"に掛けられていたことに気づくほどの作品なのでした。
また踊った黒田育世自身もステージ上に倒れこみ、大の字に寝転がってしまったまま動けなくなってしまっていました。
観る方も演る方も普通ではないエネルギーの消耗。
実に凄まじいステージを見せていただきました。

もうすっかし暗くなった帰り道、ビルの真下から見上げるとライトアップされてますます金色に輝くうんこがそこにあるのでした。

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