そんな訳で本多劇場

劇団健康、92年8月以来の久々の新作公演「トーキョーあたり」を観に、下北沢は本多劇場へ行ってます。
ストーリーは、とにかくナンセンス、ナンセンス、ナンセンスのオンパレード。
今が旬である“あのステージ”“このステージ”を絡めた自虐的な演劇ネタでお笑いをとるだけではなく、小津安二郎「東京物語」と黒澤明「生きる」を主題に、メタな構造で物語を徹底的に解体しています。
それにくわえ、舞台上における通常のお約束をも完全に破壊し(例えば全配役を無意味に入れ替えてみたり、黒子が“目立ちたい”と自己主張をはじめて幕間の転換が大騒ぎであったり、作・演出者が何度もステージやストーリーに登場するなど、枚挙にいとまがありません)、そしてナンセンスさでそのメタをメタメタにしてしまう手法には、ただ、ただ、圧倒されてしまうばかりなんです。
(宮沢章夫が台本協力になっていたのも、あの徹底的なナンセンスさの量を考えると頷けるような気もします。どんな協力なのかはよく判りませんが……(←知ったかぶりであることの告白))。

例えば若手がこんなメタメタのナンセンスのオンパレードをステージでやってしまうと、単なる学芸会でのおふさげとしか映らないところですが、平均年齢40歳を越える“大のオトナ”が大マジメにやってしまうところからして破壊的であるといえるでしょう。
ダメな人には徹底的にダメ、すきな人にはメチャクチャ好きである、賛否両論のステージであることは必至のステージなのでした。
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コメント

はじめまして♪
チェリボンでとんできたのに、なんでアタシはココにいるんだろ・・・。
いやいやいや、健康いまだに後ひいてますわ。あのシリーウォークよ、もう一度(遠い目)。

ハルチさん、どうも初めまして。
どうやら同じ公演日にCherry Bombersを観に行ったようですね。
(Blogを拝見させていただきました)
ハルチさんの座られた席って、ちょうど女子プロ選手がかたまって座っていたあたりだったのですね。
演劇も好きだけど、女子プロも好きなぼくはステージと客席、どちらもチラチラジロジロと眺めてしまっておりました。

あ、ひょっとしてハルチさんがBlogで書かれていた
>40代ひとりオヤジ客の姿が目立つ
て、そのなかにはぼくも入っているのかもしれませんね……。
(いや、まだ40台ではないのですが、エエ歳こいたオッサンなので)

また、どこかの劇場ですれ違うかもしれませんね。
そのときには「年齢不詳のひとりオヤジ客が……」なんて(思っても)書かないでくださいね。