【今日のまとめ】夏休み2日目(伊丹-直島)

実家を5時に出て、今度は中国自動車道から山陽自動車道にかけて一路、岡山県は宇野港に向かいました。
そこからフェリーに乗り、香川県は直島まで行くのです。
岡山から香川までフェリーで行くと言うと、とても遠そうな気がしますが、いえいえ、わずか20分の船旅です。
自転車で乗船している人もいるぐらいで、地元の人にとってはバス感覚なんですね。
20分とはいえ船旅は、「本当の旅行が始まるんだ」と言う気にさせられるのです

直島に上陸すると、まずは地中美術館に向かって、レッツラゴゥゴゥ!
しかし島内の道は単純なのですが、判りづらいのです。
宮浦港から、地中美術館やベネッセハウスに向かう道が住宅街の路地みたいなので気付かないのです。
おかげで、島を一周してしまいました。
とは言っても、15分程度のものなのですが。

そんな訳で到着した地中美術館ですが……スゲーの一言に尽きてしまいました。
もうここばかりは、行って直接体験しなければ、あのスゴサは理解できないと思います。
この美術館で観賞するのは展示物だけではありません。
安藤忠雄の手による建物のパースの歪みに圧倒され、また自然光だけで展示物を見せる部屋の計算された美しさへの追及など、ただ、ただ、言葉を失うばかりなんです。
モネの絵が飾られた「モネの部屋」や、ウォルター・デ・マリアの展示スペースなんて、部屋に入る前からの見せ方に、一分の狂いのない計算まで感じさせられてサブイボが立っちゃいました。
また“光の芸術家”ジェームズ・タレルの手による鑑賞者参加型作品「オープン・フィールド」や「オープン・スカイ」なんて、絶対に写真やプログラムではそのスゴサは得られないと思うのですね。
それだけに、このようなスタイルの観賞方法を取り入れた地中美術館のアイデアには、もう脱帽なんです。
普段なら、6500円と言う値段を見てパスするプログラムを買ってしまいました。
何だか言っていることと行動が矛盾していますが、いいんです。
ここから先は全てが展示作品となるため、一切が撮影禁止の地中美術館入り口

ジェームズ・タレルといえば、直島の街なかで繰り広げられている“家プロジェクト”の第2弾「南寺」も凄まじいです。
コレは説明してしまうと「なーんだ」と思われそうなので説明しませんが、いえいえ、とてもあの凄まじさは説明できません。
とにかくあの凄まじさを再び体験したいがために、またこの直島を訪れてみたいと思うのです。

興奮が過ぎてしまいました。
そんなときは、直島で唯一のカフェ「まるや」で休憩をしましょう。
民家を改装したカフェ「まるや」店内
民家を改装した店内は、本来ならゆっくりできるはずなのですが、そこは島で唯一のカフェ、もう常に満席状態です。
ここは下北沢のカフェか……と慌てて、まるや特製の「お豆腐入りカレー」と今日のデザート「ガトーショコラとバニラアイス」なんて頂いて体力を回復後、慌てて店を後にしたのでした。
ちょっともったいないのです。
まるや特製のカレー
今日のデザートのひとつ、ガトーショコラとバニラアイス

しかしここ、直島では公衆トイレが少ないそうなのです。
なので緊急事態の際には、一般民家のトイレを貸してもらえるのだそうです。
街中(島内)をブーラブーラと歩いていると、よくこのような看板を見かけました。
トイレを貸してもらえるというお宅
しかし、デカイ方の場合はちょっと恥ずかしいです。

また、直島の山道をクルマでトットコ走っていると、何ですかコレは!
いきなりトトロのネコバスの停留所があったのですよ。
時刻表には「いつでも来ます」と書かれていました。皆さん、ジブリに騙されてはいけません。
トトロは三鷹にいるのではありません。直島にいるんです。
こんなところにネコバスの停留所があったのでした

夕方にはベネッセハウスに移動。こちらでも館内の展示をグルグル見てまわっていました。
するとタイミングよく、スタッフによる館内無料ツアーの時間となっており、急遽参加。
展示作品の制作秘話などもみっちり聞けて、これは大満足。
しかも終了後はシャンパンのサービスもあり、「お代わりもどうぞ」なんて言われて、相方なんてもうニッコニコの上機嫌なんです。
ベネッセハウスのテラスでシャンパングラス片手に、夕日が海の向こうに沈み行くのを眺めるという乙な趣向の今日一日の締め。
ベネッセハウスのテラスから眺める夕日
密度が濃いかった今日一日の体験を思い返していると……「文化大混浴もあったんだ!」
予約したのをすっかり忘れていました。
この「文化大混浴」、屋外展示作品の真ん中に置かれたジャグジーに入るという、ただそれだけの体験型作品なんです。
すっかり暗くなった山道を、懐中電灯で足元を照らしながら進みます。
ほかに予約客はいませんので、水着はいらなかったかもしれません(コラ)。
ジャグジーを始動させ、実際に入ってみると……確かになかなか面白い試みではあるのですが、すっかりまわりが暗くなってしまっているため、周囲の様子が何一つ見えず、せっかくの狙いも今ひとつピンときません。
ただ単に、ジャグジーに浸かりにきた湯治客気分。
明るい時間に入ってしまうと、また違った思いがあるのかもしれません。

ジャグジーでホカホカになった身体で、今日の宿泊施設の“パオ”に戻ってきました。
ベネッセハウス内には立派なホテル型の宿泊施設もあるのですが、いかんせん、一流ホテル並みにお値段が高いのです。
その一方で、島の公園敷地内にパオが設置してあり、そこであれば格安の値段で利用することができるのでした。
閉鎖にトイレ・バスはありませんが、大浴場が同じ敷地内にあり、利用することができます。
何だかモンゴルの平原に来ているような気になって、なかなか楽しい経験です。
今は、なくなってしまった格安の宿泊施設、パオ
しかしこの“パオ”も、来月いっぱいで廃止になるそうです。
代わりの宿泊施設が現在、このパオのすぐ裏手に建設されているのでした。
見たところ、立派なホテル形の建物のようですよ。

遊び疲れた身体をベッドに横たえて、今日の日はオヤスミナサイ。