毛皮族「銭は君」初日、地震で30分開演がズレました

毛皮族の新作公演「銭は君」を観に、初日の本多劇場に行ってきました。

しかし、まずは昼過ぎに行ってウロウロとしていた吉祥寺で夕方に「腹減ったー」。
駅前のクルクル寿司に飛び込んで、パクパクと食べているところでした。
グラグラグラグラグラグラ......と来たのです。
お店の大将ってば、「お、お、お、揺れてるねー、揺れてるねー、まだ揺れてるねー」と何だか嬉しそうです。
きっと我々シロートには計り知れない「地震がくると寿司屋が儲かる」経済システムでもあるのでしょう。

地震のことなんてすっかりキレイに忘れ去り、お勘定は締めて21皿、2,800円。
まだ5時前なのに、食べすぎです。

その後、京王井の頭線で下北沢に向かいました。
京王井の頭線は10分程度の遅れで、ダイヤはさほど乱れていませんでした。
JRではあんなエライことになっているとは、全然知りませんでした......。

下北沢に到着すると、お気に入りのカフェにレッツラゴー!
20050723-008a.jpg 20050723-009a.jpg
2階席に座るやいなや、なんとまた、カレーなんて頼んじゃいましたよ。
相方はケーキをパクパク。
う、ヤバイ。さっきクルクル寿司を食べたばかりなのに。
20050723-010a.jpg 20050723-011a.jpg

そんなこんなで開場時間に本多劇場に行ったのです。
しかし客席ガラガラ。
「あれ?初日は完売したって聞いたのに......」と不思議に思っていると、開演を前にして主宰のジュンリーこと、エモジュンこと、江本純子が登場。
「地震のせいで山手線が止まっているそうです。なので、開演時間をしばらく遅らせます。まだまだウロウロしていていいですよー。ロビーの売店でドンドンとグッズを買ってくださいっ!」。
え? マジですか、マジですか。
毛皮族といえば、アレですよ。
「開演時間10分遅れ」ならぬ、「開演時間10分前開演」なんてやったこともある劇団なんですよね。
それが「開演時間を遅らせる」とは......。そもそも電車が止まっているって何? 地震からは2時間以上も経っているのに......と訳が判らず、ロビーをウロウロ。
おかげでいつの間にか、毛皮族の初DVDなんて買ってしまったではありませんか。
しかも江本純子もいい人です。ただ単に開演時間を遅らせるだけではなく、わざわざ予定にないレビューも1本、特別に行っていました。
相川七瀬の「夢見る少女じゃいられない」です。

さて、結局は30分遅れでスタートした本公演ですが、内容は......今回はスゴイです。
メチャクチャよかったんですよ。
コレまで毛皮族と言えば、ほとんど江本純子のワンマンショー的なノリの舞台が多く、どちらかと言うと「江本純子とゆかいな仲間たち」という色彩が強いものでした。
ところが今回はどうしたことでしょう、脇を固める俳優・女優たちのキャラクターがしっかり練られていて、ちゃんとした「お芝居」風になっているではありませんか!
(相変わらず強引なストーリーの流れや展開などは、従来の毛皮族のままですが)

脇を固める俳優・女優の中でも、「拙者ムニエル」からレギュラーで客演をつとめる澤田育子嬢の怪演には、もうずっと当てられっぱなしでした。
何なんですか、あの目ヂカラ。もう吸い込まれそうですよ。
何なんですか、あの大股開き。もう吸い込まれそうですよ。(←コラコラ......)
そしてあの異様なテンションの演技。
転倒シーンで予想以上に激しくガラステーブルにツッコんでしまうわ、振り回したコンビニの袋が切れて飛んでいってしまうわ、とハプニング続出。
そしてもう一人、これまたレギュラー客演をつとめる柿丸美智恵姐さんも、これまでにはないフルテンションの怪演に圧倒されっぱなしの2時間だったのです。

そして舞台セットが「何デスカ、コレハ!」と驚くほどに豪華なんです。
前回から、舞台セットが突然に大がかりになってきたなとは思っていましたが、今回はハンパではありません。
そしてセットだけではなく、バンバンと使いまくる小道具の数々。
さらにチケットからパンフレットにいたるまで、とにかくありとあらゆるところに惜しみもなく金をかけているのが判るだけに、観ているこちらとしても「大丈夫かなあ......」と心配になってしまうほど。
まあ、「借金は目に見えないもの、つまりあるのはイメージだけなんだ! だから借金なんてないものなんだ!」という江本純子のセリフが、妙に現実味を帯びて聞こえてしまいました。

終了後は、DVDを買った人だけの特典「江本純子と町田マリーによるサイン会」がロビーにて行われました。
今日はそれでなくても初日というピリピリした日なのに、地震のために電車が止まり、多くのお客さんが開演時間に間に合わなかったり来られなかったりと、数々のトラブルに見舞われてそれどころではなかった終幕後というのに、笑顔でサインをサラサラかいて頂き、握手まで気軽に応じていただいたお二人には感謝感激です。
買ったDVDにサインをしてくれている町田マリー

トラックバック

» 久しぶりに芝居堪能「銭は君」毛皮族 from かおぴんぽんの「まっすぐにいこう!」
アングラです。終わっちゃった人も「どーーーーーーん!」いや、それはバイ○グラです。・・・あ~。さて《アン=グラ》地下の意の「アンダーグラウンド」の略商業性を無視... 続きを読む

» 毛皮族のトップさん達 from のへ美的画像倉庫
「銭は君」公演チラシより 左が町田マリー。右が江本純子Death!! 観劇記はこちら→毛皮族観劇記 続きを読む