吉祥寺の例のミステリ専門書店

ぼく自身が吉祥寺に行ける日と、お店の営業している日程がなかなかうまく合うことがなく、ずいぶんと延べ送りになっていたミステリ専門書店「TRICK+TRAP」行きでしたが、今日ようやく、下北沢に行くのにあわせて、お邪魔することができました。
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吉祥寺の商店街を通り抜け、住宅街の静けさが現れだすところに、お店の入っているマンションはありました。
しかしお店がマンションの1室というのも、なかなか趣があっていいものですね。
お店に行くと言うよりも、まるで他人の書庫の部屋とか、図書室にお邪魔をするような、そんな隠れたドキドキ感が思う存分味わえるのです。
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そして一歩店に入ると……おお。
なんともう、そこにずらりと並ぶのはミステリファンの夢まで見た書棚の形式でしょう。
そこに並ぶは国内もの、海外もの、アンソロジー、少年少女向け……といったあらゆるジャンルのミステリ作品が、これまたハードカバー、文庫、ノベルス……と、さまざまな形で揃えられているのです。
うへえ、コリャすごいのですよ。
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そして壁にはこれまで来店されたあの作家、この作家、その作家、どの作家とずらりとサインが並んでいます。
とは言っても国道沿いのラーメン屋のような油ギトギトの色紙が飾られているのではなく、お店特製のポストカードがズラリ。
もうそれだけでも「カッコイー!」。

そんなお洒落な店内、そんな図書室のような店内、BGMにジャズが流れる店内に響き渡る我らがドアホな夫婦のドアホな会話。
しかしそこはそれ、店番のあのお方は、そんな我々の好き勝手な虚言空言戯言にもニコニコとお付き合いしてくださり、大変恐縮しまくり。

「よーし!」と調子に乗ってしまったぼく、最後にはお店のなかの写真までバシャバシャと撮りまくってしまったのでした。
すると、あのお方曰く、「天井をご覧なさい」。
口をポカーンと開けて天井を仰ぎ見る我々アホ2人の目に飛び込んできたものは……ドア?
何でも店主がこの店を改築する際に特別に付けてもらったものだとか。
「異次元への扉」とのことですが、ぼくにはそれがどう見ても“「屋根裏の散歩者」御用達の扉”にしか見えませんでした。
そう、天井裏へ忍び寄れる天袋も、押し入れもない今となっては、郷田三郎もこの扉を苦労して開けて、天井裏に忍ぶしかないのでしょう……。
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しかしこの扉、そっと開けないと照明を壊してしまったり、火災報知器を鳴らしてしまったりと、もう大変です。

……どうも大変お騒がせいたしました。