ポツドール「愛の渦」(THEATER/TOPS)

ポツドールの新作「愛の渦」を観るため、新宿はTHEATER/TOPSまでお出かけ、ゴゥ、ゴゥゴゥ、ゴゥ!
ポツドール「愛の渦」

ちゃんとチケットには、「19:00開場 19:30開演」と書かれてあるのに、なぜかすっかり「18:30開場 19:00開演」と思い込んでいました。
なぜだっ?!
18:40頃に劇場に到着したら「すみません~、開場は19時からとなります」なんて言われてションボリ。
仕方ないから、近くのカレー屋さんでたらふく胃袋にカレーライスをぶち込んできましたよ。
しかし19:30開演だから、てっきり1時間チョイ程度の短いお芝居だと思っていたら……なかなか終わらないんです。
終了後に時計を見てあらビックリ。なんと22時になっているのですよ。
どおりで途中で席を立った人がいるわけだ。

さて、前回の公演は「観客にはまったくセリフが聞こえない」という、まったく実験的な要素の強いステージでした。
今回はどんな実験的なステージを見せてくれるかと思っていたのですが、うーん、どうやらそうした実験色はかなり薄めているみたいですね。
どちらかと言うと、ストーリーそのものでの一発勝負と言う感じでしょうか。
ただし、そのストーリー展開があまりにも単調過ぎて、かなり弱く感じてしまうのですね。
いや、それでも物語中盤とラスト近くにおいて、その単調なストーリー展開にメリハリをつけるべく、“不協和音”が放り込まれるのですが、それとて物語そのものには影響与えずにフェードアウト。
つまり、伏線かと思っていたらそうではなく、単なるエピソードのひとつとして、なかったものののように回収されているのです。
うーん、もったいない。
せっかく播いた伏線になりそうなエピソードなので、どこかに絡めてもよかったのではないかとも思ったり。
(例えばラストで点けられるテレビのニュースなんて、これこそ伏線を回収できそう)
ただし、随所に見られる「ステージのそこかしこで同時進行する登場人物の会話」や「大音量のBGMでステージのセリフが聞き取れない」ポツドールらしさは健在でした。