生まれて初めて、映画のエキストラに参加しました

そんな訳で、会社をサボって(と言っても有給をちゃんととって)、行ってきましたよ、映画のロケ。
会社に行くよりも早起きして、朝の8時半に現地入り。
しかし寒い。とにかく寒い。雨がシトシトと降るなか、着いたところは倉庫を改装したようなところ。
またこの中が寒いんです。腰痛持ちには耐えられません。
そんな底冷えする会場だというのに、撮影開始前から「はい、じゃあジャケットを脱いでください」との指示が出て、ひぇ~ブルブル。

撮影が始まる前に、まずは今日のシーンで出演する俳優たちのご紹介。
おお、アンナ人が。おお、コンナ人が。
テレビで観ていると非常に“微妙な人たち”なんですが、それでもミーハーなぼくは間近で見られたことで「ううーん、本物だー」とウキウキ、そしてジロジロ。

そうこうするうちに始まりましたよ、撮影が。
今回のエキストラの役どころは、とにかく声を出すこと。
朝一番から、しかも寒いところで、とにかく大声で叫び続けていたものだから、あっという間にノドが痛くなってしまいました。
昼休みに入るころには、もうすっかり声が枯れてしまいました。
大声で叫んでいると普通に声が出るのですが、通常のトーンに落とすとその声はまるで森進一か、中村あゆみか、ジャイアンか。
いい感じにハスキーボイスになってとってもセクシーなオレに変身してしまっていたのでありました。
ぬははははは。

しかしさすがは周りは、エキストラとはいえ、ホンモノの関係者の方たち。
撮影の合間に聞こえてくる会話と言えば、「あのCMオーディションの結果が……」とか「あのドラマ出られそう……」とか、そんなぼくの日常では聞けるはずのない会話ばかりなんですね。
ぼくの周りで交わされる会話といえば、オーディションならぬ「オークション」なんです。
ドラマは出るのじゃなくて観るものなんです。
そんな訳で、ちょっと居場所に困ったぼくなのでした。

撮影は、本来であれば22時まで続けられる長丁場の予定だったのです。
ぼくも気合を入れてオッシャー……と出ない声を振り絞ってがんばっていたのですが……あらあら。
主役俳優が飛ぶシーンで、変な落ち方をしてしまい頭部を強打するというアクシデントが発生したのです。
幸いにして命に別状はなかったのですが、動くとかなり痛むということで、撮影継続が不可能に。17時にはアッサリ終わってしまいました。
そんな訳でシトシトと相変わらず寒い天気の下、夕食用のロケ弁と、お足代を頂いて早々に帰ってきたのでした。