シベリア少女鉄道「VR」(下北沢駅前劇場)

今日は下北沢駅前劇場までレッツラゴウし、シベリア少女鉄道の新作「VR」を観に行ってきました。
シベリア少女鉄道「VR」(下北沢駅前劇場)

しかし駅前劇場の入っているビルは、改装工事の真っ最中なのです。
入り口が見事にロックアウトされており、中に入ることはできません。
「どうやって入るんだよ......」「まさか騙されたのか......」などと、途方にくれながらもとにかくウロウロしていると、「ああ、ここだ!」。
なんとビルの脇道に、臨時の入り口なんてできているのでした。
ただし、よく似たような臨時の入り口があるので、気をつけましょう。
一歩間違えると、お姉さんしかいないような化粧品のお店に入っちゃいます。非常に恥ずかしい思いをするので(特に男子諸君)、ご注意ください。
......と、これは実体験に即してのご注意なのでした。

その、ビルの脇道にできた臨時の入り口からビルのなかに入ると......何じゃこれは。
ビル内部で剥き出しになった工事現場のど真ん中を突っ切るようにして、どこかに誘導されています。
劇場に向かうために通らなければならないビル内部の工事作業場所
何やら「業務用」のかほりがプンプン漂う(単なるホコリっぽいニオイなのですが)ビルの工事現場のど真ん中って、こんなときでもなければ歩くことなんてできやしません。
堂々と通路を歩きながら、階段を上がり、ようやく見慣れた駅前劇場のロビーに入場できたのでした。

今回はタイトルから連想されるとおり、「ER」のパロディとなっています。
が、しかしその「見た目」こそは大きなミスリーディングとして、最後に大きな仕掛けを持ってくるシベリア少女鉄道、ノホホンと観ている訳にはいきません。
そしてラスト30分......来た、来た、来た、来た、来ましたよ!
突如、舞台左右袖に2台ずつ、計4台設置されたモニターが灯り、怒涛の展開が待ち受けているのです。
このモニターを通じ、現実と非現実(VirtualReality = VR)が巧妙に交差したこの瞬間、我々観客は信じられない"現実"を目の当たりにするのです。

またしても「やられました」。
今回の公演も、この一言に尽きます。

【以下、ややネタバレ的につき、反転してご覧ください】
ただし残念だったのは座席がB席と前だったために、両側のモニターがよく見えなかったことです。
そのため、適時必要なモニターを見続けることが困難なため、エピソードの進行についていけないところもありました。
どうせだったら、4台しかなかったモニターを切り替えて各エピソードの進行を見せていくというやり方でなく、あらかじめエピソードの数だけモニターも用意し、それぞれのエピソードを途切れさせることなくずっと流し続けてくれた方が、「何が起こっているのか」がよく理解できたのではないかと思えるのです。

それでも今回のストーリーでも、後から考えるとあまりに「あからさまな」伏線が用意されていたあたり、作者の「フフフ、どうだ。ビックリしただろう」という満面の笑みが見えてきそうで。余計に「やられた感」が強く感じられるのです。