大沢在昌・宮部みゆき合同サイン会(八重洲ブックセンター)

大沢在昌が「パンドラ・アイランド」(徳間書店)、宮部みゆきが「ICO」(講談社)を新刊発売した記念ということで、八重洲ブックセンターでお2人の合同サイン会がありました。

念のために開始時間より早めに行ったつもりだったのですが……ゲロゲロ。
店内にはもう既に長蛇の列が出来上がっているんです。
サイン会会場は1階なのに、フロアを半周して地下1階に下りて、さらにフロアをグルリと1周する勢い。
整理券の配布枚数はそれぞれ150枚のはずなのに、何だかもっと並んでいるような気がしてなりません。
並んでいるメンツは皆、手にもっているのは宮部みゆき。あるいは宮部みゆきと大沢在昌。
大沢在昌を単独で持っているハードボイルドな方はいませんでした。
(ぼくの目の届く範囲では)
やっぱり読者層の厚みが違うようなのですね。

この長蛇の列に黙って並ぶこと小1時間、目には見えない速度でジリジリ牛歩戦術並みに進み、ようやく順番が回ってきました。
相変わらずイタイ野郎ぶりを発揮し、為書に「書庫の部屋 中橋一弥」と書いてもらおうとすると、書店側スタッフが申し訳なさそうに、「あのう……他の皆さんもいらっしゃいますので、お名前だけでよろしいですか?」。
ええ、ええ、もちろんそれは重々承知しておりますとも。
名前だけでも書いてもらえればとってもありがたいです、それでひとつよろしくお願いしますです……などとやり取りしていると(←大ゲサ度170%増し)、それを聞きつけた大沢在昌が豪快に、

「ホームページの名前? いいじゃないですか。書きましょう、書きましょう、全部書きましょう」

あーん、カッコよすぎます。
しかもその声といい、話し方といい、上司とそっくりなんですよ。
一瞬上司がぼくのために行ってくれているのかと勘違いしちゃうほどのそっくり感。
会社を抜け出してサイン会に小1時間も並んでいることがバレたのかと変な汗をかいてしまいました。
開けた胸元がセクシーな大沢在昌。上司と声や話し方がそっくりでした

ハードボイルドチックに、豪快に、サインを書いていただき、「ありがとうございました」と握手。
やっぱり大沢在昌の手も柔らかくて暖かくてやさしい手をしていました。
(ちょっと変態チック?)
力強くハードボイルドに大沢在昌サイン。やっぱり「書庫の部屋」は痛すぎたか

そして、その隣にはおおう、キュートな宮部みゆきがいる~っ!
宮部さんってば、為書用の名前をみて

「あら、中 一弥さんと一字違いなんですね」

そうなんですよ、逢坂剛のお父さんで挿絵画家の「中一弥」とぼく「中橋一弥」は一字違いながらも、“ほぼ”同姓同名なんですね。
でも、これまでそんな指摘をされたことは一度もなかったので、ちょっと嬉しくなってしまいました。

「2~3回、挿絵を書いてもらったんですよ」

って、それは知りませんでした。大変失礼をいたしました。
つむじまでキュートな宮部みゆき。著者近影などで見かけるあのまんまでした

そんなお話をしてもらいながらもマーカーペンで一字一字を丁寧に書いていただきました。
うーん、サインまでキュートなんです。
“キュキュキュ”と言う感じたまらん宮部みゆきサイン。こちらでも「書庫の部屋」は痛すぎたか

サイン済みの2冊の本を抱えながら会場を抜け出したところで、……なんか忘れているような……。
ああっ! 宮部みゆきに握手してもらうの、すっかり忘れてたっ!
でも女性の方にこちらから握手をお願いしたら、セクハラになるのかもしれません。
じゃあ、握手のおねだりなんかしなくてよかったやん(←負け惜しみ)。

劇団桟敷童子「可愛い千里眼」(鈴木興産株式会社31号倉庫)

劇団離風霊船を堪能してからは中央線に乗り、さらに総武線に乗り換えて錦糸町へ。
そして駅から15分ばかり歩いたところにある倉庫へと向かいました。
周りには何もない雑居ビルと住宅の真ん中、正式名称を「鈴木興産株式会社31号倉庫」と言うこの倉庫で、本日2本目の観劇となる劇団桟敷童子「可愛い千里眼」が開演されるのです。
「鈴木興産株式会社31号倉庫」前の様子

倉庫の前では、当日清算や整理券番号の発行などの受付を、劇団員自身が行っていました。
しかも出演者自身がステージ衣装とメイクのままでの受付。
いやぁ、これまた気取りのない手作り感に、とても嬉しくなってきてしまいました。

開場時間になると、これまた劇団員自らが客入れを行います。
整理番号順に客入れする出演者。なんか衣装とメイクに違和感が......

会場は、スゴイことになっていました。
ただの倉庫のなかに、丸太や板を張り巡らせ、階段状になった客席込みの舞台が作られてあったのです。

物語そのものは、歌あり、殺陣ありで、かつての古きよき時代の劇団☆新感線を思わせます。
ただし、新感線があくまで「エンターテイメント」に徹するのに対し、こちらの桟敷童子は、暗くてドロドロ、人間の「怨情」をこれでもか、これでもかと描いてきます。
かなり重いし、暗い。
ただし、そのあまりに救いのない物語であったからこそ、ラストにおける舞台の大仕掛けにおけるカタルシスと、そして終幕にて数百本の風車が一斉に現れ、回りだすシーンの美しさが際立っていたのでしょう。

この劇団も、さて終わって倉庫の外に出てみれば、いるわいるわ役者の面々。
そこかしこでファンの方々との交流。
うーん、やっぱりこういう雰囲気っていいなあ。
劇団桟敷童子「可愛い千里眼」

劇団離風霊船「渚家にて」(中野ポケット)

いやいや、参っちゃいましたよ。
どうしても観たいお芝居が重なってしまったんですね。
ところが会場の場所をよくよく調べてみると、おお、なんてぼくはラッキーボーイ。
どちらの会場も、最寄駅は中央線・総武線沿線だったんですね。
そんな訳でまったくの余裕のよっちゃんで、今日は小屋のハシゴをしてきたのでした。
うーん、日頃の行いはよくしておくものです(←ウソです。いいことは何もしていません)

まず本日の1本目、劇団 離風霊船(リブレセン)「渚家にて」
中野の住宅街の真ん中にある中野ザ・ポケットに行ってきました。
実は劇団 離風霊船、観るのはなんと8年ぶりなんです。
(この8年の間に、高橋克実は離風霊船を退団していたんですねー。
  しかも今やトリビアの泉で人気者になっちゃっているし)

今回のタイトルはSF好きにはピンときちゃうのですが、そこはそれ、単に「渚にて」のパロディではありません。
核戦争後の世界における一家団欒の物語だったはずのストーリーが、進むに連れてイラクの人質問題が浮き彫りにされてくる仕掛けになってくるのです。
こうした、一見何の関係もない話が進行しているように見せかけておいて、後半、一気に物語の根底を覆し、社会に潜む悪意や問題点を描き出す手法は、離風霊船の得意とするところですね。

また離風霊船と切っても切れないのが舞台セット。
今回は、部屋が崩壊したり、お茶の間が一瞬にして墜落現場になるような大仕掛けはありませんでしたが、「一家団欒を繰り広げるダイニング」と、「その家の外で突入準備をしている救出部隊」を同時に見せるためのアイデアが光っていましたね。
あと、マシンガンの乱射で壁に無数の穴があく仕掛けは、地味ながらもなかなかよくできていました。
どうせだったら、発射音を効果音でなく火薬を使えば、銃撃そのものがリアルになり問題提起がより深くなったのではないかと思います。
確かに、最初の一発だけは実際に火薬を使用しましたが、それだけにあとが効果音だったのが残念でなりません。
予算の関係上か、それとも1発だけ火薬を鳴らして、単に観客を驚かしたかっただけなのか。

しかし終わってチラシを観てみると……あれあれ?
あらすじ紹介がまったく異なっているのですよ。
ひょっとして大幅に書き直したのでしょうか。
いやー、それでもよかったですよ、本当に。
(物語途中で感極まってしまって、きゅうきゅうと泣いてしまったのはナイショです)

ロビーでは、さっきまで公演していたメンバー全員が集まって、ファンの皆さんと談笑中。
うひゃあ、こんなに気取りのない劇団だったんだ。
書き終えたアンケートをどこに出せばいいのかな……とロビーをウロウロしていると、出演していたお姉さんが「あ、いいですよ。預かりますよ」。
うーん、8年間もご無沙汰していたのがとてももったいない劇団なのでした。
劇団 離風霊船「渚家にて」

夏が来る前に

先週の暑さでとうとう根をあげてしまい、エアコンを買っちゃいました。
「業務用大好き」なぼくとしては、三菱重工かダイキンか、というところで考えていたのですが、やっぱり販売量からの「慣れ」と、取り扱い店が多いところから、今回はダイキンにしました。
そして、今日はその取り付けだったのです。

そもそもエアコンなんて、メーカー品だからどこで買っても同じだと思うのですね。
だから量販店よりも、ネット上のショップが安いことは安いのでお買い得かもしれません。
もしこれがテレビとか、ビデオデッキとか、ステレオといった「使うだけ」の商品だったら、高かろうが安かろうが、同じ商品なんだから「いい」も「悪い」もないはずなんですよね。
だからぼくの場合、これまでデジカメやホームシアター、DVDプレーヤーなんかは、楽天ショップとかYahooショップとかで、安くで販売している業者を探して購入していたのです。

しかし、エアコンは別だと思うのですね。
確かにエアコンそのものは、メーカーが責任を持ってつくっていると思うので、どれも同じだと思うのですが、購入してからさらに「取り付け工事」が必要になってくるのですね。
これが結構、うさんくさいものが多いように思えてならないのです。
やはり長年使うものだから、キッチリ取付工事をしてくれて、しかも見た目も美しい仕上がりにしてくれるところであれば、少々工事費が高くついてもお願いしたいものです。
そんな訳で、今回はそんなこだわりから、得体の知れないネットショップでもなく、「工事費無料」のアヤシイコピーが踊る量販店でもなく、メーカー特約店にお願いしました。

すると、やはりそれが大正解だったようです。
まずエアコンの本体価格が、量販店よりも安かったんです。
もうこれだけで大満足。
また来てくれた業者の担当者も、"「特約店」はメーカーの看板を背負っている"ということを自覚していてアドバイスも親切、工事は丁寧、仕上げは美しく、ともう全てにおいてベリィベリィグッドなんです。
また、エアコン本体と室外機を結ぶ配管内にフロンガスを満たすエアパージも、ちゃんと真空ポンプを使って行っていました。
エアパージのための空気を抜いているところ。真空ポンプが大活躍

訊いてみると、やはり「工事費無料」というところはその分、どこかで費用を安く削っているのでしょうとのことでした。
そう言われて見てみれば......なるほど。
例えば、室外機の設置で脚を固定するのに、弁当箱を引っくり返したような台の上で適当にネジ止めしたものや、ひどいところになるとブロックの上に「置いただけ」というものまでありますね。
こんな「置いただけ」って地震でも来たらどうなるのでしょうか。

いやあ、特約店で購入するという手はまったく知らなかったのですが、これはなかなか使えますねー。
そもそも、通常はこの特約店も、「建築中のビルやマンション」の仕事が多いそうで、こうしたエンドユーザーの家に工事に伺うのは、まだまだ珍しいのだとか。
そんなところも「業務用」っぽくて、ステキなんです。

今日はカラッと晴れ渡って、エアコンなんていらない気候だったのでちょっと試運転は「寒っ......」とぶるぶる。
早く本格的に夏に来てもらって、エアコンをガンガン使っていきたいものです。

歌舞伎揚げにマンガ盛りのご飯

夕方になると、メチャクチャ腹が減るのです。
書類を作成していても、メールを打っていても「腹減ったなあ……」。くそー、集中力が出ません。
仕方ないので会社を抜け出し、コンビニで歌舞伎揚げをゲット。
ぽりぽり、ぽりぽりとつまんでいたのでした。

すると……「おお、これは……!」と歌舞伎揚げについての大発見までしてしまったのです。
なんと、歌舞伎揚げには2種類あるのですよ!
左:□い歌舞伎揚げ  右:○い歌舞伎揚げ

いやはや、歌舞伎揚げなんてすっかり ○ ←こんな形だと思い込んでいたのですが、 □ ←こんな形のやつもあるのですね。
そういえば、確かに前にも □ ←こんな形の歌舞伎揚げを食べたことありましたっけ。
でもそのときは「あれ? これってニセモノ?」程度にしか思わず、深く2種類の歌舞伎揚げの存在なんて、気にもしていませんでした。
ちゅうか、コアラのマーチの鼻が黒いコアラほどのプレミアがついているわけでもなく、そんな気にするほどのものでもないし。
そんな訳で、気にせずぽりぽり、ぽりぽりと食い続けておりますと、およそ15分で一袋を制覇、完食なんてしてしまいました。
おかげでおなかはぶよんぶよん。
こんなことばっかりしているから、太ってくるのですよ。

夕方に歌舞伎揚げを完食したところで、所詮お菓子はお菓子なんです。
終電近くの電車に乗って家に帰ってくる頃には、やっぱり腹が減ってしまって、ああ、いけませんいけません。
しかしそんな夜中にやっているレストランはファミレス程度しかなく、ファミレスなんて若いアンチャンたちの溜まり場になっているので、きっとぼくのような人間が行けば、一瞬のうちにオヤジ狩りされてしまうでしょう。
うう……ぶるぶる、とんでもございません。

そんな訳で、やっぱり言ってしまったのは横浜中央市場内にある「市場食堂」。
24時間営業なのが嬉しいですね。
しかし、店内に一歩入るとやはり圧倒されるのはそのメニューの量。
ここでたっぷり5分は悩んでしまいました。
ものごっついメニュー数に、いつも圧倒されてしまいます

無難に「マーボー豆腐」なんて注文をしたのですが、しかし無難でなかったのがご飯。
ついつい、“ご飯はサービス”の言葉に釣られて大盛りなんて頼んでしまったのですが……。
忘れていました、この量……。
ただの「大盛り」のはずなのに、味噌汁がご飯に隠れてしまっています

あまりの大盛りぶりに、味噌汁が隠れてしまっているのです。
もはや「オバQ」か「ハクション大魔王」か、70年代のテレビアニメでしか観ることができないこのご飯の盛り、見た目どおり量が半端じゃありません。
食べても食べてもなくならないんです……。
あまりのご飯の量に、先におかずを食べ終えてしまう始末、コショウなんてご飯にパラパラ掛けて食っていましたとも。
いやいや、結構コショウ掛けご飯って美味しいんですけどね。
(ただし粗挽きコショウに限りますが)