シティボーイズミックス「だめな人の前をメザシを持って移動中」(アートスフィア)

ゴールデンウィークになると、なぜかヤツらがやってくるのです。
と言うことで、今年も毎年恒例になったシティボーイズのライブを観に、天王洲までお出かけしてきました。

晴れているのか、曇っているのか、雨が降るのかよく判らない空模様のなか、品川駅から天王洲に向かってトットコ歩いていると、途中の公園で、一匹クールに佇むネコを発見。
近寄っても「ん? 何だか鬱陶しいのが近寄ってくるなあ」程度に顔をしかめるだけで、全く逃げようとしない堂々としたヤツなんです。
しかし哀しいかな、「ほら。ほら」と人差し指を近づけていくと、気取った態度はどこへやら、思わずニオイを嗅ぎに顔を近づけてくるところは、やっぱりネコだったのでした。
うん、これは人差し指のニオイだ、くんくん

ネコと10分ほど遊んだところで、会場であるアートスフィアに「早く行こう」。
「だめな人の前をメザシを持って移動中」と、いつもより長いタイトルからも、今回はタダモノではないと感じさせられるのですが、その通り、誰だかよく判らない若手漫才師をゲストに迎え、そのうえなぜか作家も3人いるという変則的なつくりになっているのです。
作家が増えてしまったのがアダとなってしまったのか、いつものような「一体感」はなく、各内容がバラバラの感が否めません。
シティボーイズの"味"と言えば、不条理なコントが、実はあとのコントの伏線になっていたというこの「おお、なるほど」感が最大の特徴なのに、そういった「なるほど」感がさほどなかったのですね。
幕間にながされる映像も、舞台とさほどリンクされず、こちらも舞台から切り離されて独立したもの、という全てがバラバラで、まとまりのなかった印象しか受けられませんでした。
やっぱり、作家で三木聡が抜けた穴は大きいのでしょうか......。
三木聡が抜けた穴から、徐々にシティボーイズが失速していっているような、そんな気がしてならないのですが。
シティボーイズ「だめな人の前をメザシを持って移動中」