シベリア少女鉄道「ウォッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(下北沢駅前劇場)

シベリア少女鉄道の公演「ウォッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」を観に、下北沢駅前小劇場まで行ってきました。
実はこの劇団の公演、今回が初見なんです。
いやぁ、この歳にもなってくると、観に行く演劇やらライブやらって、ついついいつもと同じところのものばかりになってしまって、どうしてもワンパターンなんですよね。
これはいかんなと、2004年に立てた新たな今年の目標、それは「未知の分野にも手を出していこう」。
今日はその今年の目標第1弾なんですね。

ところが、どうも昨日の風邪が完全に治ってない。一応どうしようかなぁ......と悩んでしまいましたよ。
ただ、やっぱりおじゃんにするにはチケット代がもったいないので、ついつい防寒の上にも厳重に防寒を重ね、トコトコとお出かけしちゃいました。

下北沢にはちょっと早めに着いたので、腹ごしらえに「らーめん山頭火」へレッツラゴー。
スタミナをつける意味で、贅沢にもとろ肉ラーメンを注文したのだけど......あれ?
前に渋谷店で食べたときは、もうちょっと美味しかったような気がするんです。
なんか下北沢のお店のは、フツーのラーメンという感じが......。
そもそも具を、なぜラーメンとは別々にして持ってくるのでしょうか。この意味が判りません。
こんなんだったら、いつも行っている納豆丼のお店にした方がよかったのかなぁ......。とほほ。

店を出たら、ちょうど開場時間の15分前。劇場前の階段にはゾロゾロと人が並び始めています。
男女比は半々ぐらいでしょうか。全体的に年齢層は20代ぐらい......? ぼくと同じ世代のオッサンはあまりいませんが、皆無というわけでもなく、「お母さん」と言ってもいいような年代の女性もいました。
よく判らん観客層です。
整理番号順に整列し、やがて入場。
今回の舞台は、なんと前後左右の4カ所に分かれているので、見やすい席に座らなければなりません。
それ以上に注意しなければならないのは座る場所。板張りの椅子状のところに薄っぺらい座布団を敷いてあるだけなので、ずっと座っているとケツが割れます。
しかもどんどんとお客さんが詰め込まれるので、もう暑くて暑くて息苦しくて。
でも舞台が始まると、この会場内の熱気もケツの痛さも全てが「小劇場らしさ」となって、とても心地いいものに変わってくるから不思議なものです。
そもそも大劇場では味わえない、「役者がすぐそこにいる」という距離感がまたいいのですね。
で、肝心の物語ですが......これはやられました。あんな大仕掛けをオチに持ってこられては。
何しろ後半30分、ただ、ただ、怒濤のごとく攻め立ててくる←↑↓→には、もう唖然。

いや、当初はものすごく危惧していたのですよ。セリフはもっさりしているわ、展開はトロイわ、で。
しかし、そのもっさり感や展開のトロサが、ラストのあの衝撃的なオチと仕掛けの伏線になっていたのですね。
"仕掛けの伏線"と言えば、公演タイトル「ウォッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」からして、大きな伏線が張られているのです。
タイトルやチラシデザインから、てっきりスピルバーグ監督のあの映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」をテーマにしたものだとばかり思っていたのですが......。
制作者から、観客に対する重大な挑戦状であると同時に、今回の仕掛けの伏線になっていたのですから恐れ入るばかりです。

そもそも「シベリア少女鉄道」って毎度毎度の舞台や演出の仕掛けが結構スゴイとの評判を聞いたので、「どんなもんか、ちょっくら観てやろうか」なんて単純な考えだけで行ったのです。
が、あんなに衝撃的とは......。いやはや、恐れ入りました。
次回以降の公演もかなり気になるので、また行きますとも。

ちなみに、eプラスのプレオーダーによるチケット購入特典でもらった特製CD-Rですが、あれ、悪用する人が絶対出てくると思うんですが。
......ちゅうか、ぼくも早速色々といじっちゃいました。「な、か、は、し、さ、ん、す、て、き」とか言わせてみたり(おい)。
シベリア少女鉄道 Vol.9「ウォッチミー・イフ・ユー・キャン」