癒し系漫才師だったいとし・こいし

なんと、夢路いとしが亡くなったと言うではないですか。
マジですか? マジですか? マジですか?

こちら関東ではさっぱり情報が流れてこないので、あるいはドッキリカメラに騙されているのかもしれないと言う気も半分あるのです。

でもやっぱり地元関西では、各家庭で半旗を掲げたり、喪に服して会社や学校が休みになったりしているのでしょうね。
ぼくも今日は喪に服して一日中家でいとし・こいし、通称「いとこいさん」の漫才のビデオを観ていようと考えたのです。
でも、いとこいさんの漫才って、レンタルビデオ屋に置いてあるのでしょうか?
ちゅうか、そもそもいとこいさんの漫才は、ビデオ化されているのでしょうか?
判らなかったので、仕方なしに喪服で会社に行きました。
みんなビックリしていました。

いとし・こいしの漫才のみどころ、それはやはり夢路いとしの、あの独特の「間」なんでしょうね。
ときおり舞台上で彼が固まったその瞬間、我々観客は「彼は、ネタで間をあけているに違いない」と思いながらも、どこか心の片隅で「本当にセリフを忘れてしまったのかもしれない」などと、非常に緊張感を強いる、かなり過酷な漫才だったのですね。
そして、その間がやはりネタであると判った瞬間に胸一杯に広がる安堵感、これがぼくにとっての心地よい笑いにつながるのですね。

彼らの漫才には、ハイテンションも暴力系もありません。あるのは「癒し」、これだけです。
今、星の数ほどいるお笑い芸人の中で、ゆったりと落ち着いてみられる癒し系漫才って、もう他にはいないでしょうね。
そう思うと亡くなられたのがかえすがえすも残念でなりません。

どうも長い間お疲れさまでした。ゆっくりとお休みください。